この記事では、FPSプロも使うサウンドカードについて書いています。
FPSは他のゲームジャンルに比べて、音を聞き分けることが特に重要です。
そんな時に大切なのが、サウンドカードです。
サウンドカードはその音質や、音を聞き取りやすさを向上させてくれます。
FPSで勝つためには、音質を向上させてくれるアイテムが必要なんです!
しかし、数ある種類のサウンドカードに戸惑う方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はFPS向けサウンドカードのおすすめと最適なサウンドカードの選び方を紹介します。
FPS向けのサウンドカードの選び方

まずは、FPS向けのサウンドカードの選び方についてご紹介します。
基本的には3つのポイントを抑えておけばOKです。
外付けか内蔵かで選ぶ
サウンドカードで1番重要なのが外付けにするか内臓にするか!
USBで接続する外付けタイプ、マザーボードに刺して接続する内臓タイプの2種類があります。
それぞれの特徴について説明していきます。
外付け
まずは外付けタイプ。
外付けのサウンドカードは小さくて軽い製品が多く、使用する際はUSBを差し込むだけなので扱いやすいのが特徴です。
また、ノイズの発生源であるPCから離れているため、ノイズも気になりません。
デメリットは外付けサウンドカードは内蔵型と違って、置くスペースが必要なことです。
外付けのサウンドカードを使いたいならスペースに空きを作っておかないといけません!
家庭用ゲーム機は外付けタイプ一択
PS5やPS4をはじめとする家庭用ゲーム機で使用する場合は、外付けサウンドカードを選びましょう。
内蔵型はPC専用であり、家庭用ゲーム機には対応していません!
おすすめ製品紹介の項目で対応ゲーム機種も記載しているので、所有しているゲーム機が対応しているかあわせてチェックしてください。
内蔵型
内蔵型はPC内部にあるスロットに取り付ける必要があります。
メリット
- 場所を取らない(パソコン本体に収納できる)
- 差し込み口が豊富なこと
- 外付けに比べるとコスパが良い
しかし、PC内部はノイズの発生源であり、内部に取り付ける内蔵型はノイズが気になることがあります。
また、簡単とはいえPC本体を分解するので、パソコンの扱いに慣れていない方は注意が必要です。
機能面ではかなり高いですが、外付けと比べると取り付けるハードルは高いです。
機能で選ぶ
続いてご紹介するのは、機能の違い。
サウンドカードの中にも様々な種類があって、機能性も変わってきます。
足音を聞き分けたいならイコライザー機能
FPSでは、足音や銃声の方向を聞き分けられるかが命。
イコライザー設定に対応したモデルなら、特定の周波数を強調して足音が際立つ音作りが可能です。
多くのサウンドカードには、イコライザーのプリセットが用意されている場合が多く、簡単に導入することができます。
利用者が多いサウンドカードはネット上に、各ゲームに最適化された設定が公開されています。
自分で調節しなくても、購入してすぐに最適なプレイができるのは便利ですよ♪
臨場感を楽しみたいならサラウンド機能
サラウンド機能とは、音の方向や距離感を再現して臨場感を高める技術。
特に「7.1ch」対応モデルは、FPSで敵の位置や発砲音の方向を正確に把握できるため、実戦で大きなアドバンテージになります。
- 5.1ch:スピーカー5つ+サブウーファー1つ
- 7.1ch:スピーカー7つ+サブウーファー1つ(FPSに最適)
さらに音質を追求したいなら、S/N比110dB以上や96kHz/24bit以上(ハイレゾ対応)のモデルを選びましょう。
数値が高いほど雑音が少なく、よりリアルな環境音を再現できます。
敵の足音・リロード音・遠くの環境音まで鮮明に聞き取れるため、敵の位置を聞き分ける能力アップにつながります。
FPSだけでなく、RPGや映画鑑賞でも圧倒的な臨場感を体験できるのもメリットです。
サウンドカードの差し込み口
最後にチェックすべき点はサウンドカードの差込口。
サウンドカードの差し込み口は主に3つの種類があります。
- 3.5mmケーブル(イヤホン・マイク用)
- USBケーブル(外付け接続用)
- 光デジタルケーブル(高音質出力用)
PS5やPCで使うならUSBタイプが最も一般的。
光デジタル端子を備えたモデルなら、AVアンプやオーディオ機器とも接続できます。
また、マイク入力やステレオミキサー機能を搭載したモデルなら、実況配信やボイスチャットでも音質を落とさず利用できます。
プロゲーマーが選ぶポイントを伝授!
実際にプロゲーマーの多くは、S/N比の高いサウンドカードを導入しています。
わずかなノイズでも敵の位置判断がズレるため、音の解像度の高さ=勝率に直結するからです。
プロシーンでは、S/N比110dB以上・7.1chサラウンド対応のモデルが主流。
環境音の定位が明確になるため、瞬時の判断がしやすくなります。
FPS向けサウンドカードのおすすめ|外付けタイプ4選

ここからは、FPS向けのサウンドカードを紹介していきます。
まずは、外付けタイプを4つ紹介します。
Creative Sound BlasterX G6
「Sound BlasterX G6」はScout Modeという特殊な機能を搭載しています。
このボタン一つでScout Modeに切り替えが可能で、ゲーム内の効果音を自動で認識し、ハイライトや聞き取りやすいように音量を上げてくれます。
新しく買った
— 歩成ときん(ふなりときん)Vtuber (@Hatuno_Note) September 16, 2021
サウンドカード
(sound blasterx g6 )
試してみたけどこれ最高だった。
Apexの敵の足音はガンガンに聞こえるし音質も戦況が把握しやすくなった。
DBDでは、サバイバーの足音と声がパークの喘鳴の如く聞こえるから本当優秀。
ちなみに、ふなりさんは回し者ではないのでご安心を〜 pic.twitter.com/vgntbhC6Rr
イコライザーの設定は、ソフトに元から備わっているプリセットを使うことで簡単に設定が行えます。
さらに細かな調節もできるため、足音を聞き取ってほかのプレイヤーに差をつけたい人におすすめです。
特徴
- バーチャルサラウンド7.1ch
- 専用ソフトウェア「Sound Blaster Connect」が使用可能
- イコライザー機能あり
- Windows, MacOS, PS4, Switch, Xboxで使用可能
入出力
- ヘッドセット端子(3.5mm)
- マイク入力(3.5mm)
- ライン出力(3.5mmミニ)/ ライン入力(3.5mmミニ)
- 光デジタル出力(丸型)/ 光デジタル入力(丸型)
SteelSeries GameDac
「GameDAC」はゲーミング用に作成された外付けのサウンドカードです。
特徴は、有機ELディスプレイで様々な設定を行えること。
ゲームの音声や、ボイスチャットの音量調節、イコライザーの調節などをPCにつなげなくても設定することができます。
私のオススメSteelSeries製品は、「ARCTIS PRO +GAMEDAC」!
— Kokin🍫🌊 (@owo_Kch) December 2, 2020
耳あて部分はふわっふわで長時間ゲームをしていても痛くなりません!
更にこのGAMEDACが可愛くてすごい!ゲーム音量など個々の音量比率も変えることが出来ちゃうので音量調節がすごく楽!(リプ欄に続く👇)#Steelers #SSおすすめリレー pic.twitter.com/flwNmqGhTb
もう一つ「GameDAC」には特徴があり、それはハイレゾ音源に対応していることです。
これにより、ゲームだけでなく音楽、映画鑑賞をクリアな音響で楽しむことができます。
音質については、他の製品から乗り換えた人からも好評であり、ゲームと高音質な音楽どちらも楽しみたいという人におすすめです。
特徴
- バーチャルサラウンド
- イコライザー機能あり
- ハイレゾ対応
- PCなしの設定が可能
- Windows, PS4で使用可能
- 保証1年間
入出力
- 光学ジャック
- USBジャック
- Line Out(ライン出力)ジャック
- モバイルジャック
- ヘッドセット接続ジャック
EPOS/ゼンハイザー GSX 1000
「GSX 1000」は、ハイエンドモデルの外付けサウンドカードです。
セットアップが簡単で、ドライバのインストールのような使用前の面倒な設定をせずに使用することができます。
「GSX 1000」には、タッチパネルが搭載されておりワンタッチで様々な設定を切り替えができて便利です。
- スピーカーとヘッドセットを切り替え
- ステレオとサラウンドの切り替え
- 4つのイコライザープリセット
「音の方向が正確にわかる」「聞き取りやすさがまったく違う」とユーザーからの評価も高いです。
価格は気にせず、サウンドカード選びに失敗したくない人におすすめします。
PC環境での使用を想定されており、PS4などのゲーム機には対応していません。
PS4などでプレイしたいと思っている方は注意しましょう。
特徴
- バーチャルサラウンド7.1ch
- イコライザー機能あり
- Windows, Mac両方で使える
- 長期の信頼性:保証2 年
入出力
- 3.5 mmヘッドセット端子
- 3.5 mmマイク端子
- 3.5 mmラウドスピーカー端子
- Micro-USB端子
Creative Sound Blaster Play! 3
「Sound Blaster Play! 3」は、Creativeが発売するエントリーモデルの外付けサウンドカードです。
USB接続するだけで簡単に高音質化できるので、ゲーム機の音質に不満を感じている人にぴったり。
価格も手頃ながら、24bit/96kHzのハイレゾ再生に対応しており、 ゲーム・音楽・映画と幅広く活躍します。
特にFPSゲームでは、「足音がクリアに聞こえる」「環境音の位置が掴みやすい」と高評価。
Sound Blaster専用ソフト「Play! 3 Control Panel」を使えば、イコライザー設定やマイクのノイズ抑制も簡単にカスタマイズできます。
また、ヘッドセット端子とマイク端子を別々に搭載しているため、ゲーミングヘッドセットや配信用マイクを使う際もスムーズに接続可能です。
「手軽にPCの音を良くしたい」ライトゲーマーや初めてのサウンドカード導入におすすめの1台です。
特徴
- USB接続だけで使える外付けタイプ
- ハイレゾ再生(最大96kHz/24bit)対応
- クリアなマイク音声&低ノイズ設計
入出力
- 3.5mm 4極ヘッドセット端子
- 3.5mm マイク入力端子
- USB Type-A端子
FPS向けサウンドカードのおすすめ|内蔵型3選

ここからは、内蔵型のサウントカードを3つ紹介します。
STRIX RAID PRO
「STRIX RAID PRO」にはSonic Radar Proという音を可視化する特殊機能があります。
ゲームの効果音が鳴ったとき、その方向を画面に表示してくれるものです。
例えば、建物をはさんで聞こえた銃声の方向を目でも把握できます。
FPSならゲームの主導権を握りやすくなるでしょう。
また、「STRIX RAID PRO」には付属品としてコントロールボックスがあります。
手元でボリューム調整や、バーチャルサラウンドへの切り替え、低音の調整が可能です。
手元で音声の細かな調整がしたい方におすすめです。
特徴
- バーチャルサラウンド対応
- サラウンド7.1ch
- イコライザ機能がある
入出力
- 3.5mm出力ジャック×5(1つはS/P DIFコンボ)
- 3.5mm入力ジャック×1
Creative Sound Blaster Z SE
「Sound Blaster Z SE」の専用ソフトウェアには、ボイスチャットを改善するためにマイクイコライザー機能が搭載されています。
そのため、意識して大きくしゃべらなくても味方に伝わったり、何度も聞き返されることなくコミュニケーションを取ることができます。
味方との連携を重視したい方にはおすすめです。
特徴
- バーチャルサラウンド7.1ch
- イコライザー機能がある
- マイクイコライザー機能がある
- 専用ソフトウェア「Sound Blaster Command」が使える
- 1年間の製品保証
入出力
- 3.5mm x 3
- ヘッドホン出力(3.5mm、32~600Ω)
- 光デジタル出力(角型)
- マイク入力(3.5mm)
- 光デジタル入力(角型)
- Intel HD フロントパネル ヘッダー
Creative Sound Blaster Audigy Fx
「Sound Blaster Audigy Fx」は低価格でバーチャルサラウンドを体験できるサウンドカードです。
コストパフォーマンスに優れており、イコライザー機能やバーチャルサラウンド対応など一通りの機能が備わっています。
価格も安いので、サウンドカードがどんなものか試してみたい方におすすめです。
特徴
- 5.1chバーチャルサラウンド
- イコライザ機能あり
- 1年間の製品保証
入出力
- 3.5mmミニステレオ×3
- マイク入力
- ヘッドホン出力(3.5mmミニステレオ)
- Intel HDフロントパネルオーディオコネクタ
FPS向けサウンドカードおすすめ7選|まとめ
今回はサウンドカードのおすすめについて紹介しました。
ゲームをする上でサウンドカードは必ずしも必要ではありません。
しかし、サウンドカードを導入すればFPSの楽しさは倍増します。
銃声や足音がどの方から鳴っているか分かれば、戦いを有利に進めれて勝てる可能性も高くなります。
FPSで勝ちたいならサウンドカードにもこだわるべきです!
どのサウンドカードを買ったらいいか分からない方は「EPOS/ゼンハイザー GSX 1000」がおすすめです。
多くのプロプレイヤーやストリーマーが使用している大人気サウンドカードなので、失敗する事はありません。
価格は少し高いですが、ぜひ購入してみてはいかがでしょうか。



