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【2025年最新】Apex引き伸ばし設定の完全ガイド|1728×1080推奨のやり方と黒帯対処法

Apex Legendsで敵に弾を当てやすくしたいと思いませんか?

プロゲーマーの多くが使用している「引き伸ばし設定」は、敵を横に大きく表示させることでエイム精度を向上させる設定方法です。

この記事では、NVIDIA・AMD両方のグラフィックボードに対応した設定手順から、黒帯が出た時の対処法、プロの使用例まで、2025年最新の情報をもとに完全解説します。

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目次

Apex引き伸ばし設定とは?敵が大きく見えるメリット

引き伸ばし設定を導入すると、なぜエイムが当てやすくなるのでしょうか。

このセクションでは、引き伸ばし設定の仕組みと具体的な効果を詳しく解説します。

引き伸ばし設定の仕組みを画像で解説

引き伸ばし設定とは、16:9以外のアスペクト比で描画した画面を、横方向に引き伸ばして16:9モニターに表示する設定のことです。

通常の16:9設定では、1920×1080の解像度で画面全体が描画されます。

一方、引き伸ばし設定では1728×1080(16:10)や1440×1080(4:3)といった横幅が狭い解像度で描画し、それを16:9モニターの横幅いっぱいに引き伸ばして表示します。

この仕組みにより、画面に映るすべての要素が横方向に拡大されます。

敵キャラクターも例外ではありません。通常の16:9設定と比較すると、引き伸ばし設定では敵の横幅が明らかに広く表示されるため、ヒットボックスが視覚的に大きくなるのです。

なぜ敵が大きく見えるのかというと、水平方向のピクセル密度が低下するためです。

1920ピクセルで表示していた情報を1728ピクセルや1440ピクセルで描画し、それを再び1920ピクセル幅に引き伸ばすことで、横方向の要素が拡大されます。

縦方向は1080ピクセルのまま変わらないため、結果として横に伸びた映像になるわけです。

アスペクト比の計算も確認しておきましょう。1728×1080は1728÷1080=1.6なので16:10、1440×1080は1440÷1080=1.33…なので4:3のアスペクト比になります。

このアスペクト比の違いが、引き伸ばしの度合いに影響します。

16:10と4:3の違いと見え方の比較

引き伸ばし設定には主に2つの選択肢があります。それぞれの特徴を理解して、自分に合った設定を選びましょう。

16:10(1728×1080や1680×1050)は、バランス型の引き伸ばし設定です。

画質劣化が比較的少なく、それでいて敵が見やすくなる効果を実感できます。

初めて引き伸ばし設定を試す人に最適で、多くのプレイヤーがまずこの設定から始めています。視野角の狭まりも控えめなため、通常の16:9からの移行がスムーズです。

4:3(1440×1080)は、より大きく敵が見える上級者向けの設定です。

16:10と比較してさらに横方向に引き伸ばされるため、敵のサイズが最大化されます。

ただし、画質劣化が大きく、左右の視野が大幅に狭くなるデメリットがあります。CS:GO出身のプロゲーマーなど、4:3に慣れているプレイヤーに好まれる傾向があります。

視野角の違いも重要なポイントです。

16:10では左右の視野がやや狭まる程度ですが、4:3では左右の視野が大きく狭まります。周辺視野で敵を発見する機会が減るため、索敵重視のプレイスタイルには向きません。

一方で、正面の敵に集中して戦う近距離ファイタータイプには相性が良い設定です。

どちらを選ぶべきかの基準は明確です。

初めての引き伸ばし設定なら16:10を選択してください。

画質と視認性のバランスが良く、デメリットを最小限に抑えながらメリットを享受できます。

16:10に慣れてきて、さらなる視認性向上を求める場合に4:3を試すという順序がおすすめです。

Apex引き伸ばし設定のやり方【1728×1080推奨】

それでは実際に引き伸ばし設定を行いましょう。

このセクションでは、最もバランスの良い1728×1080の設定手順を3ステップで解説します。

所要時間は5〜10分程度です。

なお、この手順はNVIDIAグラフィックボード搭載PCを前提としているため、AMDグラボをお使いの方は後述のセクションをご覧ください。

ステップ1:NVIDIAコントロールパネルでカスタム解像度を作成

まずはNVIDIAコントロールパネルを開き、カスタム解像度1728×1080を作成します。

デスクトップの何もないところで右クリックし、メニューから「NVIDIAコントロールパネル」を選択してください。

コントロールパネルが開いたら、左側のメニューから「ディスプレイ」→「解像度の変更」をクリックします。

画面右側の「カスタマイズ」ボタンをクリックすると、カスタム解像度の管理画面が表示されます。

ここで「カスタム解像度の作成」を選択してください。

解像度の入力画面が表示されたら、水平ピクセルに「1728」、垂直ラインに「1080」と入力します。

リフレッシュレートは、お使いのモニターのネイティブ値(144Hzや240Hz等)に合わせてください。

モニターが対応していない高いリフレッシュレートを設定すると、次のステップでエラーが出る可能性があります。

入力が完了したら「テスト」ボタンをクリックします。画面が一瞬暗転し、新しい解像度でテスト表示されます。

問題なく表示されたら「はい」を選択して解像度を保存してください。

最初の解像度一覧画面に戻り、カスタム1728×1080が追加されていることを確認しましょう。

ステップ2:Apexゲーム内のビデオ設定を変更

次に、Apex Legends内で作成したカスタム解像度を選択します。

Apex Legendsを起動し、メイン画面右下の設定アイコンをクリックしてください。設定画面の上部タブから「ビデオ」を選択します。

ビデオ設定の上部にある「解像度」のドロップダウンメニューを開くと、先ほど作成した1728×1080が選択肢に追加されているはずです。これを選択してください。

「ウィンドウモード」は「フルスクリーン」に設定することを推奨します。ウィンドウモードやボーダーレスウィンドウでは、引き伸ばし表示が正しく機能しない場合があります。

設定を適用すると、画面の表示が変わります。

ただし、この段階では上下に黒帯が表示される可能性が高いです。

もしドロップダウンメニューに1728×1080が表示されない場合は、ステップ1の手順を再確認してください。

それでも表示されない場合は、PCを一度再起動してから再度確認してみましょう。

ステップ3:スケーリング設定でGPUを選択

最後に、引き伸ばし表示を正しく機能させるための重要な設定を行います。この設定が黒帯問題の予防になります。

再度NVIDIAコントロールパネルを開いてください。

左側のメニューから「ディスプレイ」→「デスクトップのサイズと位置の調整」を選択します。

画面中央の「スケーリング」タブで、「全画面」を選択してください。これにより、画面全体に映像が表示されるようになります。

最も重要なのが次の設定です。「スケーリングを実行するデバイス」で「GPU」を選択してください。ここが「ディスプレイ」になっていると、黒帯が表示されやすくなります。

GPU側でスケーリング処理を行うことで、画面全体に引き伸ばされた映像が正しく表示されます。

「適用」ボタンをクリックして設定を保存したら、Apex Legendsを起動して動作を確認しましょう。

画面全体に引き伸ばされた映像が表示され、敵が横に大きく見えていれば成功です。

射撃訓練場で実際に動いてみて、視認性の向上を確認してください。ダミー人形が通常より横に広く見えるはずです。

これで基本的な引き伸ばし設定は完了です!

引き伸ばし設定で黒帯が出る場合の対処法

引き伸ばし設定で最も多いトラブルが「黒帯」の表示です。

画面の上下や左右に黒い余白が表示され、画面全体に映像が広がらない状態です。

黒帯を確実に解決する3つの対処法を優先順位順に紹介します。

NVIDIAコントロールパネルでスケーリング実行デバイスを変更

黒帯問題の最も確実な解決方法は、スケーリング実行デバイスの設定確認です。

ステップ3で設定した内容ですが、何らかの理由で設定が変わってしまったり、正しく反映されていない場合があります。

NVIDIAコントロールパネルを開き、「ディスプレイ」→「デスクトップのサイズと位置の調整」に進んでください。

「スケーリングを実行するデバイス」の項目を確認し、「ディスプレイ」ではなく「GPU」になっているか再確認します。

ディスプレイ側でスケーリング処理を行うと、モニターの設定によって黒帯が表示されてしまいます。

GPU側で処理することで、グラフィックボードが強制的に全画面表示を行うため、黒帯が消えます。

設定を変更したら「適用」をクリックし、Apex Legendsを再起動してください。

多くの場合、この方法で黒帯は解消されます。

ただし、一部のモニターでは「GPU」選択が表示されないケースがあるので、その場合は次の方法を試してください。

起動オプションにコマンドを追加する方法

NVIDIAコントロールパネルでの設定で解決しない場合、ゲームの起動オプションにコマンドを追加する方法が有効です。

Steam版をお使いの場合、Steamライブラリで「Apex Legends」を右クリックし、「プロパティ」を開きます。

一般タブの中に「起動オプション」という入力欄があるので、ここに以下のコマンドを入力してください。

-fullscreen -w 1728 -h 1080

このコマンドは、フルスクリーン表示を強制し、解像度を1728×1080に固定します。

他の解像度を使用している場合は、-wと-hの後の数値を使用している解像度に変更してください。

EA app版(旧Origin版)をお使いの場合は、ライブラリで「Apex Legends」を選択し、「管理」→「ゲームのプロパティ」を開きます。「詳細な起動オプション」に同じコマンドを入力してください。

起動オプションを設定したら、ゲームを起動して黒帯が消えているか確認しましょう。

ALT+ENTERで黒帯を消す裏技

最後に紹介するのは、簡易的かつ即効性のある方法です。

ただし、これは一時的な対処法であり、根本的な解決ではありません。

ゲーム起動中に黒帯が表示された場合、「ALT + ENTER」キーを2回押してください

1回目の入力でゲームがウィンドウモードに切り替わり、2回目の入力でフルスクリーンモードに戻ります。

この切り替え動作により、スケーリング設定が再適用され、黒帯が消えることがあります。

この方法の仕組みは、ウィンドウモードとフルスクリーンモードを切り替えることで、ディスプレイ設定がリセットされ、GPU側のスケーリングが再び有効になるためです。

ただし、PCを再起動したりゲームを再起動すると、再び黒帯が表示される可能性があります。

毎回この操作を行うのは煩わしいので、恒久的な解決策としては最初の2つの方法を推奨します。

それでも、試合開始直前に黒帯が出てしまった場合の緊急対処法として覚えておくと便利です。

これら3つの方法を順番に試せば、ほとんどのケースで黒帯問題は解決できます。

それでも解決しない場合は、モニターの設定メニューで「アスペクト比」や「画面サイズ」の設定を確認してみてください。

おすすめ引き伸ばし解像度3選を比較

引き伸ばし設定にはいくつかの解像度の選択肢があります。どれを選ぶかによって、画質と視認性のバランスが変わります。

1728×1080(16:10)が画質と視認性のバランス最適

1728×1080は、初めて引き伸ばし設定を試す人に最もおすすめの解像度です。

16:10のアスペクト比による適度な引き伸ばし効果が最大の魅力です。

敵が横に大きく見えるメリットを実感できる一方で、画質劣化が比較的少なく抑えられています。

また、1080pをベースにしているため、遠距離の敵も十分に視認できる画質を維持できます。

FPS向上も期待できるポイントです。1920×1080より低解像度のため、GPU負荷が下がり、フレームレートが向上する傾向があります。

特に低〜中スペックPCでは、この効果が顕著に現れます。

144fpsや240fpsといった高フレームレートを安定して維持しやすくなるため、競技性の高いApexでは大きなアドバンテージです。

多くのプレイヤーが採用している実績も信頼の証です。

バランスの良さから、幅広いプレイスタイルに対応できる汎用性の高い設定として定着しています。

デメリットとして、4:3ほどの大きな引き伸ばし効果がありません。したがって、より敵を大きく見たい場合は物足りなく感じるかもしれません。

また、左右の視野は16:9より若干狭くなるため、周辺視野での索敵範囲は減少します。

ただし、これらのデメリットは他の解像度と比較すれば最小限に抑えられています。

まず1728×1080から試し、自分に合うかどうか1週間程度使用して判断することをおすすめします。

1680×1050(16:10)は標準的な引き伸ばし設定

1680×1050は、1728×1080よりもさらに低解像度の16:10設定です。解像度が低い分、FPSがさらに出やすくなる特徴があります。

1728×1080との主な違いは、GPU負荷のさらなる軽減です。

低スペックPCや、とにかくFPSを最優先したい人に向いています。

フレームレートを1fpsでも多く稼ぎたい競技志向の強いプレイヤーが選択する傾向があります。

ただし、画質の劣化は1728×1080より大きくなります。特に遠距離の敵が見にくくなり、索敵精度が落ちる可能性があります。

スナイパーライフルやマークスマンライフルを頻繁に使用するプレイスタイルには不向きです。

PCスペックが低く、1728×1080では十分なFPSが出ない場合の次善策として検討する価値があります。

まずは1728×1080を試し、フレームレートに不満がある場合に1680×1050を試すという順序が賢明です。

1440×1080(4:3)はより敵を大きく見たい上級者向け

1440×1080は、4:3のアスペクト比による最大級の引き伸ばし効果が得られる設定です。

上級者向けの設定として位置づけられます。

敵が最も大きく見えることが最大のメリットです。

16:10と比較して、さらに横方向に引き伸ばされるため、近距離戦での視認性が極限まで高まります。

ショットガンやSMGを使った接近戦を得意とするプレイヤーには、この設定が最高の武器になります。

ただし、デメリットもあります。

画質劣化が大きく、遠距離の敵が非常に見にくくなります。

チャージライフルやロングボウでの狙撃精度が大幅に低下するため、遠距離戦が多いプレイスタイルには完全に不向きです。

また左右の視野が大幅に狭まるため、複数の敵との戦闘や、周辺警戒が重要な場面で不利になります。

索敵能力の低下は、戦術的な判断ミスにもつながりかねません。

慣れが必要な設定でもあり、16:9や16:10から急に4:3に変更すると、視野の狭さに違和感を覚え、一時的にパフォーマンスが低下します。最低でも数日から1週間は慣れる期間が必要です。

CS:GO出身のプロゲーマーなど、もともと4:3に慣れている人や、16:10では物足りないと感じた上級者が試すべき設定です。初心者がいきなり4:3から始めることは推奨しません。

まず16:10の1728×1080で引き伸ばし設定に慣れ、より大きな効果を求める場合に4:3を検討するという段階的なアプローチが最善です。

引き伸ばし設定のメリット3つ

引き伸ばし設定が多くのプレイヤーに支持される理由は、具体的なメリットがあるためです。

引き伸ばし設定がもたらす3つの主要なメリットを詳しく解説します。

敵が横に大きく見えるので弾を当てやすい

引き伸ばし設定の最大かつ最も重要なメリットは、敵の横幅が広がることでヒットボックスが視覚的に大きくなる点です。

これが直接的にエイム精度の向上につながります。

技術的には、水平方向のピクセルが引き伸ばされることで起こる現象です。

1920ピクセルで表示すべき情報を1728ピクセルや1440ピクセルで描画し、それを再び1920ピクセル幅に拡大表示するため、すべての要素が横に広がって見えます。

特に効果を感じやすいのは、中距離でのトラッキングエイムです。

フラットラインやR-301、R-99といったフルオート武器で、動き回る敵を追いながら撃ち続けるシーンでは、横に大きく見える敵は明らかに狙いやすくなります。レレレ撃ちで左右に動く敵も、横幅が広いぶん照準を合わせ続けやすいのです。

近距離戦でのワンマガキル率も向上します。

ピースキーパーやEVA-8といったショットガンでは、横に広がった敵に対してペレットが当たりやすくなり、安定したダメージを出せます。

ただし、エイム精度向上は感覚的な部分も大きいため、体感できるまでには数日から1週間程度の慣れが必要です。

最初は違和感を覚えるかもしれませんが、慣れてくると確実に当て感が向上します。

解像度低下によるFPS向上で動作が軽くなる

引き伸ばし設定は解像度を下げるため、GPU負荷が軽減され、フレームレートが向上する傾向があります。

これは特に中〜低スペックPCで顕著な効果です。

1920×1080の解像度では約207万ピクセルを処理しますが、1728×1080では約187万ピクセル、1440×1080では約156万ピクセルと、処理するピクセル数が減少します。

ピクセル数の減少はそのままGPU負荷の軽減につながり、より高いフレームレートを維持できるようになります。

FPS向上は単なる数値の変化ではありません。144Hzや240Hzといった高リフレッシュレートモニターを使用している場合、そのポテンシャルを最大限に引き出せるようになります。

滑らかな映像は、敵の動きを正確に把握しやすくなり、反応速度の向上にもつながります。

競技性の高いApexでは、フレームレートの安定性が重要です。激しい戦闘中でもフレームレートが落ちにくくなることで、常に最高のパフォーマンスを発揮できます。

ただし、FPS向上の度合いはPCスペックに大きく依存します。

ハイエンドPCで既に300fps近く出ている環境では、向上幅は小さくなります。逆に、100fps前後で動作している中スペックPCでは、より滑らかな動作が期待でき、体感できるレベルの改善となります。

近距離戦が有利になる

Apexは近距離戦が頻発するゲーム性を持っています。建物内でのインファイトや、遮蔽物を使った接近戦は日常茶飯事です。

引き伸ばし設定は、このような近距離戦で特に威力を発揮します。

近距離で動き回る敵の動きが追いやすくなることが最大の利点です。

横に大きく見える敵に対して、SMGやショットガンの照準を合わせ続けることが容易になります。R-99やC.A.R.といった高レート武器でのトラッキングが安定し、ダメージ効率が向上します。

ピースキーパーやEVA-8といったショットガンでは、1発1発の命中精度が勝敗を分けます。横に広がった敵は単純にヒットしやすく、安定して高ダメージを叩き出せるようになります。

レレレ撃ちする敵への対処も楽になります。左右に素早く動く敵も、横幅が広いぶん照準から外れにくく、継続的にダメージを与え続けられます。

建物内での複数敵との乱戦でも効果的です。

目まぐるしく動く複数の敵を素早く捉え、確実にダメージを入れていく能力が向上します。キルレートの向上に直結する実戦的なメリットです。

引き伸ばし設定のデメリット3つ

メリットだけでなく、デメリットも正直に理解することが重要です。引き伸ばし設定は万能ではありません。

導入前に必ず知っておくべき3つのデメリットを解説します。

画質が荒くなり遠距離の敵が見にくい

引き伸ばし設定の最大のデメリットは、解像度低下による画質劣化です。

特に遠距離の敵が見にくくなることは、プレイスタイルによっては致命的な問題となります。

解像度を下げることで、ピクセル一つ一つが粗くなります。さらにそれを引き伸ばして表示するため、画面全体がぼやけたような印象になります。

16:9の1920×1080に慣れていると、最初は違和感が大きいでしょう。

4:3の1440×1080では、この画質劣化がさらに顕著になります。

遠距離の敵のシルエットが判別しづらくなり、索敵能力が大幅に低下します。

特に影響を受けるのは、スナイパーライフルやマークスマンライフルを使用する場面です。

チャージライフル、ロングボウ、30-30リピーターといった遠距離武器では、敵の頭を狙う精度が求められます。

画質が荒いと、遠距離の敵の頭の位置が正確に判別できず、ヘッドショット率が低下します。

遠距離戦を得意とするプレイヤーや、ポジション取りで遠くの敵を先に発見することを重視するプレイスタイルには、引き伸ばし設定は向きません。

画質劣化を許容できるかどうかが、この設定を使い続けられるかの分かれ目になります。

デスクトップ切り替え時に解像度調整でラグが発生

カスタム解像度を使用すると、ゲームとデスクトップ間で画面を切り替える際に数秒のラグが発生します。

これは実用上の不便さとして現れます。

ゲーム中にブラウザを開いたり、Discordを確認したりする際、画面が一瞬黒くなり、解像度が切り替わる時間が発生します。

この切り替わりには通常2〜5秒程度かかり、頻繁にマルチタスクをする人にとってはストレスになります。

特に影響を受けるのは配信者です。

配信中にチャットを確認したり、ブラウザで情報を調べたりする度に画面が切り替わるため、視聴者にとっても見づらい配信になってしまいます。

攻略サイトを見ながらプレイする習慣がある人も、この切り替えラグが煩わしく感じるでしょう。

武器の性能を確認したり、マップ情報をチェックしたりする度に待たされるのは、ゲーム体験を損ないます。

一方で、ゲームに完全に集中し、プレイ中は他のアプリケーションを一切使わないスタイルの人には、このデメリットはほとんど影響しません。

左右の視野が狭くなり索敵範囲が減少

引き伸ばし設定では、16:9より左右の視野が狭くなります

これは戦術的なデメリットとして現れ、特に上級者ほど重視する要素です。

16:10では左右の視野がやや狭まる程度ですが、4:3では視野の狭窄が顕著になります。

周辺視野で敵を発見する機会が減少し、横や斜め後ろからの不意打ちに気づきにくくなります。

複数の敵と同時に戦う場面では、この視野の狭さが命取りになります。

左右から挟まれた状況で、片方の敵が視界の外にいる時間が長くなり、対応が遅れがちです。

索敵重視のプレイスタイルには完全に不向きです。

IGLとして味方に敵情報を伝える役割を担っている人や、周辺警戒を徹底して立ち回る慎重なプレイヤーには、視野の広さが不可欠です。

視野狭窄を補う方法として、こまめに視点を左右に振る癖をつける、音での索敵を強化するといった対策があります。

ただし、これらは本質的な解決にはならず、意識的な努力が常に必要になります。

近距離戦を重視し、正面の敵との撃ち合いに集中するプレイスタイルであれば、視野の狭さは大きな問題になりません。

自分のプレイスタイルと照らし合わせて、このデメリットを許容できるか判断してください。

AMD(Radeon)グラボでの引き伸ばし設定方法

ここまではNVIDIAグラフィックボードでの設定方法を解説してきました。

このセクションでは、AMDグラフィックボードユーザー向けの引き伸ばし設定手順を詳しく説明します。

基本的な考え方はNVIDIAと同じですが、使用するソフトウェアと手順が異なります。

AMD Software Adrenalin EditionでカスタムDisplay設定する手順

AMDグラフィックボードでは、AMD Software Adrenalin Editionを使用してカスタム解像度を作成します。

まず、デスクトップの何もないところで右クリックし、メニューから「AMD Software」を選択してください。AMD Softwareが起動したら、上部のタブから「ディスプレイ」を選択します。

ディスプレイ設定画面で、「カスタム解像度」または「カスタム解像度の作成」というボタンを探してクリックしてください。バージョンによって表記が若干異なる場合がありますが、カスタム解像度に関連する項目を選択します。

カスタム解像度の入力画面が表示されたら、水平解像度に「1728」、垂直解像度に「1080」と入力します。

リフレッシュレートは、お使いのモニターのネイティブ値に合わせてください。

入力が完了したら「保存」または「作成」ボタンをクリックします。確認画面が表示されるので、内容を確認して保存してください。

次に、Apex Legendsを起動し、ビデオ設定から作成した1728×1080を選択します。ウィンドウモードは必ず「フルスクリーン」に設定してください。

ここで重要なのが、GPUスケーリングの設定です。

再度AMD Softwareのディスプレイ設定に戻り、「GPUスケーリング」という項目を探して有効化してください。

これはNVIDIAの「スケーリング実行デバイスをGPUに設定」と同じ役割を果たします。GPUスケーリングを有効にしないと、黒帯が表示される可能性が高くなります。

設定を保存したら、Apexを起動して動作を確認しましょう。画面全体に引き伸ばされた映像が表示されていれば成功です。

注意点として、一部のモニターではカスタム解像度の作成時に「モニターが対応していません」というエラーが表示される場合があります。この場合は、リフレッシュレートを下げる、または別の解像度(1680×1050など)を試してみてください。

NVIDIA設定との違いと注意点

AMD設定とNVIDIA設定の基本的な流れは同じです。カスタム解像度作成→ゲーム内で選択→スケーリング設定という3ステップは共通しています。

大きな違いは、使用するソフトウェアの名称と画面構成です。

NVIDIAコントロールパネルとAMD Softwareでは、メニューの配置や項目名が異なります。ただし、各設定項目の役割は対応しています。

AMD Softwareの方が、比較的シンプルで直感的なUIになっているため、設定自体は分かりやすいという利点があります。

グラフィカルなインターフェースで、視覚的に設定内容を把握しやすい設計です。

注意点として、AMDでもGPUスケーリングを必ず有効にする必要があります。これを忘れると黒帯が表示されてしまいます。NVIDIAの「GPU選択」と同じ重要性を持つ設定です。

どちらのGPUを使用していても、引き伸ばし設定の基本原理は同じです。安心して設定を進めてください。

プロゲーマーの引き伸ばし設定事例

実際のプロゲーマーはどのような設定を使用しているのでしょうか。

トップレベルのプロの設定例を紹介します。

ただし、プロの設定が必ずしもあなたに最適とは限らないので、参考程度に捉えることが重要です。

ImperialHal、Euriece選手など世界トッププロの解像度

引き伸ばし設定を採用しているトッププロゲーマーは確かに存在します。

特に有名なのは、一部の世界的なプレイヤーたちです。

ImperialHal選手は、過去に4:3の引き伸ばし設定を使用していたとされています。

ただし、プロゲーマーは頻繁に設定を変更するため、現在も同じ設定を使用しているとは限りません。

彼のような攻撃的なプレイスタイルと引き伸ばし設定の相性は良いと考えられます。

Euriece選手も、引き伸ばし設定を使用しているプロとして知られています。彼の圧倒的なエイム力は、引き伸ばし設定による視認性向上も一因かもしれません。

これらのプロが引き伸ばし設定を採用する理由は、主に近距離戦での視認性向上です。

Apexの競技シーンでは建物内での接近戦が頻発するため、近距離での撃ち合い精度が勝敗を分けます。

横に大きく見える敵は、コンマ数秒の反応速度向上につながり、それがプロレベルでは決定的な差になります。

ただし、すべてのトッププロが引き伸ばし設定を使用しているわけではありません。

実際には、通常の16:9設定を使用しているプロの方が多数派です。

設定はあくまで個人の好みとプレイスタイルに依存します。

引き伸ばし設定を使わないプロも多い理由

重要な事実として、多くのトッププロは通常の16:9設定を使用しています。

引き伸ばし設定が優れているなら全員が使うはずですが、実際にはそうなっていません。

視野の広さを重視するプロが多いことが最大の理由です。

競技レベルでは、周辺視野での情報収集能力が戦術的に極めて重要です。敵の位置、味方の状況、有利なポジションへの移動経路など、広い視野で状況を把握する能力が求められます。

引き伸ばし設定による視野の狭まりは、このような戦術的判断を阻害する可能性があります。

遠距離戦の頻度も影響します。

競技シーンでは、ロングレンジでの撃ち合いも多く発生します。画質劣化による遠距離視認性の低下は、プロレベルでは致命的なデメリットになり得ます。

慣れた設定を変えないというポリシーを持つプロも多くいます。

長年16:9でプレイしてきた感覚を変えることは、一時的なパフォーマンス低下につながります。安定した成績を求められるプロにとって、設定変更はリスクでもあります。

結論として、引き伸ばし設定に絶対的な正解はありません。

プロの間でも意見が分かれるということは、それぞれにメリット・デメリットがあり、プレイスタイル次第で最適解が変わることを意味します。

プロの設定を参考にしつつも、最終的には自分で試して判断することが最も重要です。

引き伸ばし設定が合わない人の特徴

引き伸ばし設定は万能ではありません。実際、多くの人に効果的ですが、プレイスタイルや環境によっては合わない場合もあります。

このセクションでは、引き伸ばし設定が合わない可能性が高い人の特徴を具体的に解説します。自己診断の参考にしてください。

引き伸ばし設定は全員に最適なわけではありません。以下の特徴に当てはまる人は、慎重に判断する必要があります。

遠距離戦メインのプレイヤー

遠距離戦メインのプレイヤーには、引き伸ばし設定は不向きです。

スナイパーライフルやマークスマンライフルを主力武器とする人は、画質劣化により遠距離の敵が見にくくなるデメリットが致命的です。

チャージライフルやロングボウでのヘッドショット精度を重視するなら、16:9のクリアな画質を維持すべきです。

遠距離での索敵能力も低下するため、ポジション取りで敵を先に発見する戦術も難しくなります。

索敵・情報収集を重視する立ち回り

索敵・情報収集を重視する立ち回りをする人も、引き伸ばし設定は不利に働きます。

周辺視野での敵発見や、複数方向からの敵に対応する戦術を取る人には、視野が狭くなることが致命的です。

特にIGLやサポート役で索敵を担当する人は、16:9の広い視野が必須です。

戦術的な判断に必要な情報量が減少し、チーム全体のパフォーマンスに悪影響を及ぼします。

画質にこだわる人

画質にこだわる人には、引き伸ばし設定の画質劣化は耐えがたいものです。

Apexの美しいグラフィックスを楽しみたい、クリアで鮮明な映像でプレイしたいという人には、低解像度の粗い映像は大きなストレスになります。

ゲーム体験の満足度が下がり、長時間プレイする意欲も減退する可能性があります。

マルチタスクが多い人

マルチタスクが多い人にとって、解像度切り替えのラグは煩わしい問題です。

配信や攻略サイト確認など、ゲーム中に頻繁に画面を切り替える人には、毎回数秒のラグが発生することがストレスになります。

配信者の場合、視聴者にとっても見づらい配信になってしまいます。

視野の広さを活かした立ち回りをする人

視野の広さを活かした立ち回りをする人には不向きです。

複数敵との戦闘が多い、周辺警戒を徹底するプレイスタイルの人は、視野の狭さが戦術的な不利につながります。

ただし、これらに当てはまっても、実際に試してみないと本当に合わないかは分かりません。

設定変更は無料でできるため、まず1週間程度使用してみて、自分の戦績やプレイ感覚の変化を確認することをおすすめします。

まとめ

この記事では、Apex Legendsの引き伸ばし設定について、設定方法から実際の効果まで詳しく解説しました。

まず1728×1080で1週間試してみましょう。

引き伸ばし設定が自分に合うかは、実際に試してみないと分かりません。

まずは推奨の1728×1080で1週間プレイしてみて、エイム精度や戦績の変化を確認してください。合わないと感じたら、元の16:9設定に戻すのも選択肢です。

Apexで勝率を上げるには、設定最適化だけでなく、立ち回りやキャラ選択も重要です。

引き伸ばし設定はあくまでエイム精度向上の一手段に過ぎません。総合的なスキル向上を目指しながら、自分に最適な設定を見つけていってください。

引き伸ばし設定が、あなたのApex Legendsライフをより充実させる一助となれば幸いです。

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