この記事では、ラピッドトリガーキーボードおすすめについて書いています。
ゲーミングキーボードには、ゲーマーのために様々な機能が搭載されています。
複数のキーの同時押しを可能にしたり、キーの押し間違いを防止したりなど、ゲームプレイに直接影響のある機能ばかりです。
そして、そんなゲーミングキーボードの中でも、VALORANTなどのFPSをプレイするならラピッドトリガー機能が搭載されているものを選びましょう!
ラピッドトリガー機能とは、キー入力のON・OFFが反応する押し込みの深さを変更できる機能のことを指します。
OFFになる深さを浅くすればストッピングの反応が速くなったり、逆にONになる深さを浅くすれば撃ちだしが早くなったりするのです。
キーボードの入力反応速度が桁違いなので、反応速度で撃ち負けるなんてことはなくなります!
今回は、使うだけでゲームプレイを有利にしてくれるラピッドトリガー機能対応のキーボードについて解説していきます!
ラピッドトリガー対応キーボードの選び方
最近ではラピッドトリガー機能対応のキーボードが増えてきています。
そのため、どのキーボードを選ぶのが良いのか悩んでしまう人も多いですよね。
ここからは、どんな基準でラピッドトリガー機能対応のキーボードを選べばいいのかを解説していくので、参考にしてください。
スイッチの種類で選ぶ
キーボードのスイッチには複数の種類が存在し、それぞれメリットとデメリットがあります。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
メカニカル | ・キーの交換が可能 ・キーのカスタマイズが可能 | ・好みの当たり外れが大きい |
静電容量無接点 | ・耐久力に優れる ・チャタリングが発生しない | ・打鍵感が軽い ・価格が高い |
磁気検知 | ・アクチュエーションポイントを細かく設定できる | ・周囲の環境の影響を受ける |
自分のやりたいゲームの特徴や好み、プレイ環境などに合わせて、どのキースイッチが良いのかを考えてみてください。
設定可能範囲で選ぶ
ラピッドトリガー機能対応のキーボードの中でも、その性能差は存在しています。
特にアクチュエーションポイントとリリースポイントの設定可能範囲はそれぞれのキーボードで異なり、より細かく調整できるものほど素早い操作が可能です。
例えば、「0.1 ~ 4.0mmの範囲で設定でき、0.1mm単位で調整可能」と「0.3 ~ 1.8mmの範囲で設定でき、0.2mm単位で調整可能」ではどちらが良いと思いますか?
答えは、設定範囲が広くより細かい数値で調整が出来る前者の方が優れていると言えるのです。
キー配列で選ぶ
キーボードには、日本語配列のものと英語配列のものがあります。
違う配列のキーボードに慣れるまでには少し時間がかかるかと思いますので、その時間を加味して購入を検討してください。
サイズで選ぶ
キーボードのサイズには、「フルサイズ」「テンキーレス」「コンパクト(大体60%が多い)」の3種類が存在します。
フルサイズはテンキーを含む全てのキーが配置されており、ゲーム用途以外にも使いやすい反面、広いスペースが必要です。
テンキーレスはフルサイズからテンキーを排除し、コンパクトはテンキーを含む余分なキーを排除した、キーの数が少ないキーボードのことを言います。
キーボードのサイズがかなりコンパクトになっているので、狭いスペースで使用できてマウスの可動域が広がりますが、普段使いにはあまり向きません。
それぞれメリットとデメリットがはっきりとしているので、あとは自分の好みやプレイ環境に合わせて選びましょう。
ラピッドトリガー対応キーボードおすすめ8選
ここまではラピッドトリガー機能対応のキーボードの選び方を解説してきました。
しかし、実際に購入しようとすると種類が多すぎて絞り込みきれない、という人もしばしば。
そんな人のために、おすすめなラピッドトリガー機能対応のキーボードを8選紹介します。
世界初のラピッドトリガーキーボード『Wooting 60 HE』
サイズ | 60% |
---|---|
配列 | 英語配列 |
スイッチ | Lekker Switch |
アクチュエーションポイント | 0.1~4.0mm (0.1mm単位で調整可能) |
ラピッドトリガー | 0.15~2.35mm |
世界で初めてラピッドトリガー機能に対応したキーボードであり、ラピッドトリガー機能の生みの親でもあります。
英語配列のキーボードで、販売元も海外サイトのみとなっていますが、その性能の高さから「pay to win」と言われるほどのキーボードです。
また、ケースを含め全てがカスタマイズ可能なので、完全なオリジナルキーボードにすることも可能です。
世界初のラピッドトリガーキーボードとしてかなり有名なので、おすすめなカスタマイズなどはネットで多くの情報が拾えます。
FPSプロの使用者も多いので、プロと同じキーボードを使用したい人にもおすすめなキーボードです!
話題の新ブランド『ZENAIM KEYBOARD』
サイズ | テンキーレス |
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配列 | 日本語配列 |
スイッチ | ZENAIM KEYSWITCH |
アクチュエーションポイント | 0.1~1.8mm |
ラピッドトリガー | 0.1~1.75mm (0.05mm単位で調整可能) |
愛知県の自動車部品メーカーである株式会社東海理化が、eスポーツ向けゲーミングギアブランドとして立ち上げたZENAIMのキーボードです。
かなり繊細な調整が可能でありながら、動作の安定性にも優れているハイエンドモデルです。
周囲の温度の影響を受けやすい磁気式キースイッチですが、ZENAIMは温度検知センサーを搭載することで動作不良を起こさないようにする機能が実装されています。
ZETA DIVISIONが監修していることもあり、とにかく性能を追求したキーボードになっているので、その分価格はかなりお高いです。
しかし、価格に見合った性能は有しているので、値段を気にせず性能面だけを求める人には特におすすめです!
Apex Legendsプレイヤーお馴染みの『SteelSeries Apex Pro』
サイズ | テンキーレス |
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配列 | 日本語配列 |
スイッチ | OmniPoint Switch |
アクチュエーションポイント | 0.1~4.0mm (0.1mm単位で調整可能) |
ラピッドトリガー | 0.1~3.6mm |
Apex Legendsプレイヤーが多く使用していることでお馴染みのSteelSeries Apex Proが、2023年のアップデートを機にラピッドトリガーにも対応し始めました。
このキーボードの最大の特徴は、ラピッドトリガー機能のON/OFFをキーボード上で切り替えできる点です。
また、「2-in-1アクションキー」という1つのキーに2つのアクションをプログラムできる機能も搭載されています。
これは例えば、キーを軽く押すと歩き、深く押すと走るなどの使い分けもできるのです。
大手メーカーのキーボードなので、初めてゲーミングキーボードを買う人にも安心なキーボードです!
バリエーションが豊富な『Razer Huntsman V3 Pro』
サイズ | 60%、テンキーレス、フルサイズ |
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配列 | 日本語配列、英語配列 |
スイッチ | Razer Analog Optical Switch |
アクチュエーションポイント | 0.1~4.0mm |
ラピッドトリガー | 0.1mm~ (0.1mm単位で調整可能) |
ゲーマーお馴染みのRazerのキーボードです。
キーボードのサイズや配列のバリエーションがとにかく豊富で、自分の好みに合ったキーボードを選ぶことができます。
メカニカルスイッチよりも耐久力や反応速度が速く、それでいて磁気式と違って環境からの影響が少ないという点が魅力的です。
Razeらしくデザインもかっこいいので、Raze製品が好きな人にはおすすめなキーボードです!
手軽さで選ぶなら『DrunkDeer A75』
サイズ | 65%、75% |
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配列 | 英語配列 |
スイッチ | RAESHA White |
アクチュエーションポイント | 0.2mm ~ |
ラピッドトリガー | 0.1mm~ |
ラピッドトリガー機能搭載のキーボードの中では比較的安く入手が可能なキーボードです。
価格が安いだけでなく入手性も高いので、かなりお手軽に購入ができてしまいます。
このキーボードのサイズは他の製品とは少し異なっており、テンキーレスの幅が少し狭くなった75%のものと、60%に矢印キーを追加したような65%のものがあります。
他ではあまり見ないレイアウトですが、利便性がよく需要は高いようです。
性能特化のキーボードと比べると性能は劣りますが、そこまでの性能差を気にせずに価格を抑えて購入を検討している人にはおすすめです!
静音キーボードが欲しい人は『REALFORCE GX1』
サイズ | テンキーレス |
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配列 | 日本語配列、英語配列 |
スイッチ | 東プレスイッチ |
アクチュエーションポイント | 0.1~3.0mm (0.1mm単位で調整可能) |
ラピッドトリガー | 0.1mm~2.5mm |
日本が誇るハイエンドキーボードメーカーREALFORCEのキーボードです。
静電容量無接点方式キースイッチを採用しているため、押し心地が柔らかく打鍵音が静かなものになっています。
キー荷重が30gとかなり軽く、市販のものと比べても本当にキーが静かで軽い押し心地のキーボードです。
また、このキーボードは「Kill Switch 機能」という左右移動に使うAとDの同時入力を無効化する独自機能を搭載しています。
ストッピングが重要なVALORANTなどのゲームでは非常に嬉しい機能です。
とにかく打鍵感が柔らかく静かなキーボードを求めている人には、特におすすめなキーボードです!
快適性を求めるなら『ELECOM VK600A』
サイズ | 65% |
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配列 | 日本語配列 |
スイッチ | RAESHA White |
アクチュエーションポイント | 0.1mm~ |
ラピッドトリガー | 0.1mm~ |
日本のメーカーであるELECOMのキーボードです。
使用者の快適性と効率を高めることに重点を置いて作られており、指に食いつきつつも離れやすい特殊な形状のキーキャップを採用しています。
黒色のキーボードが多い中、このキーボードは白色のデザインもあるので、可愛いキーボードを欲しい人には嬉しいポイントですね。
ラピッドトリガー機能も十分な性能を持っているので、国産の比較的安価なキーボードを求める人にはおすすめなキーボードです!
最高の打鍵感『Meletrix Boog75』
サイズ | 75% |
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配列 | 英語配列 |
スイッチ | Gateron KS-37B |
アクチュエーションポイント | 0.1~4.0mm (0.1mm単位で調整可能) |
ラピッドトリガー | 0.1mm~ |
WUQUE STUDIOの人気キーボードであるZoom75の磁気スイッチバージョンのキーボードです。
他のキーボードと比べても打鍵感が非常に良く、一度使用したら手放せない押し心地になっています。
ラピッドトリガー機能の性能も十分で、温度などによる異常動作を防止する自動キャリブレーション機能も搭載されています。
性能だけでなく、打鍵感も追求したいという人には特におすすめなキーボードです!
■公式サイト
まとめ
今回は、ラピッドトリガー機能対応のキーボードについて解説してきました。
メーカーやモデルによって重視している点が異なるので、新しく購入を検討している人は、今回紹介したおすすめキーボードを参考にしてみてください。
自分の好みや環境に合ったキーボードを使用して、より有利に楽しくゲームをプレイしましょう!