ゲームの勝敗を左右する重要な要素の一つが、モニターのリフレッシュレートです。
特に144Hzモニターは、60Hzモニターと比べて約2.4倍も滑らかな映像を実現し、FPSやレーシングゲームで圧倒的な優位性を発揮します。
近年、価格競争の激化により1万円台から購入できる安い144Hzモニターが続々と登場し、多くのゲーマーが手軽に高リフレッシュレート環境を構築できるようになりました。
しかし、「安くても性能は大丈夫?」「どのメーカーを選べばいい?」「パネルの種類による違いは?」など、選び方で迷う方も多いのではないでしょうか。
本記事では、コストパフォーマンスに優れた安い144Hzモニターを厳選し、選び方のポイントから具体的なおすすめ商品まで詳しく解説します。
価格を抑えながらも高性能なゲーミング環境を手に入れたい方は、ぜひ参考にしてください。
144Hzモニターとは?安いモデルが人気の理由
ゲーミングモニターの性能を示す重要な要素のひとつに「リフレッシュレート」があります。
最近では、144Hz対応のモデルが一般にも広く浸透してきました。
リフレッシュレートとは、1秒間に画面を何回更新するかを示す数値で、単位はHz(ヘルツ)です。
一般的な仕事用モニターでは60Hzが主流ですが、144Hzのゲーミングモニターは1秒に144回描画を更新します。
つまり、60Hzと比べてより滑らかに映像を表示できるということです。
特に、FPSやTPSといった動きの速いゲームでは、この差が操作感や視認性に大きく影響します。
昨今はゲーミングモニターの製造技術成熟化、多様なメーカー参入による競争、フルHDが主流になった現在のゲーム環境から、近年ではネット通販などで2万円台前半から購入可能になり、手頃な価格で快適なゲーム環境を整えられるようになりました。
安い144Hzモニターのメリット
ゲーミングモニターと一口に言っても、リフレッシュレートや画面サイズなど様々な指標があります。
そんな中で、安い価格帯の144Hzモニターを利用するメリットとして、3つの点に分けて解説します。
滑らかな映像でゲームが有利になる
価格の安い144Hzモニターの多くは、フルHD解像度を採用しています。
この解像度はPC側の負荷が比較的軽いため、144fps以上の高フレームレートを安定して出力しやすく、性能と価格のバランスに優れたモデルといえます。
高価格帯の製品と比べた場合、差が出やすいのはRGBライティングやUSBハブ、HDRの品質、スタンドの可動域、ベゼルのデザインなどです。
しかし、144Hzの滑らかな映像でゲームをプレイするというモニター本来の目的においては、エントリーモデルでも十分に満足できる性能を備えています。
そのため、ゲーミング初心者やコスパを重視したい方にもおすすめできます。
60Hzモニターとの違いを比較
60Hzのモニターと144Hzのモニターを比較すると、その差は大変大きなものであることが分かるでしょう。
実際に比較してみると、1秒間に60回と144回の描画では、表示速度に2倍以上もの差があり、映像にすると歴然とした違いが生まれるため、操作感にも影響が出てきます。
144Hzのモニターを使えば、動きがよりスムーズに感じられ、144Hzのモニターに変えたらエイムが安定したという声もみられます。
NVIDIAによる検証動画でも、高リフレッシュレートは「一瞬先の動き」をとらえやすく、特に敵が飛び出してくるような場面では、144Hzの方が表示が早く、FPS等の対戦ゲームでは特に有利になるでしょう。
コストパフォーマンスの高さ
「安い」と聞くと、「性能が悪いのでは?」と不安になるかもしれません。
ですが、最近の安価な144Hzゲーミングモニターは、快適にゲームを楽しむための基本的な性能をしっかり備えています。
モニターの製造技術が進化し、高性能なパネルも低コストで作れるようになったことで、主要ゲームに必要な機能を持ったモデルが各社から豊富に登場しています。
もちろん、性能を誇張した商品や、極端に安い無名メーカーの製品は避けたほうがよいですが、信頼あるメーカーのものなら、価格以上の価値があるモデルが多く見つかるでしょう。
安い144Hzモニターの選び方
144Hzモニターを選ぼうとしたところで、様々なモデルがヒットしどれを選べばいいか分からない方も多いことでしょう。
そこで、安い144Hzモニターの選び方のポイントを5つに分けてご紹介します。
応答速度をチェックする
応答速度とは、液晶ディスプレイが色を切り替えるのにかかる時間を表すもので、単位はms(ミリ秒)です。
数値が小さいほど、映像の動きに対して残像が出にくくなります。
特にFPSやアクション系のような素早い動きが重要なゲームでは、応答速度は1ms以下が理想です。
遅い=数値が大きいモニターでは画面に残像が出やすくなり、プレイにも影響しかねません。
ただし、応答速度の測定にはGTGやMPRT(動画応答時間)といった異なる方式があるため、単純に数値だけで比較するのは控えましょう。
「1ms」と書かれていても、測定方法によって差があるため、数字をそのまま過信しないのがポイントです。
パネルの種類を理解する(TN・VA・IPS)
ゲーミングモニターにはパネルにも種類があり、3つのタイプに分かれています。
- TNパネル:応答速度が非常に速く(おおよそ1ms)、価格も手頃。FPSなどスピード重視のゲーム向き
- VAパネル:コントラストが高く、色の再現も良好、視野角はTNとIPSの中間で映像美を楽しみたい方向き
- IPSパネル:色の再現性と広い視野角、近年は応答速度も大幅に向上し、ゲーミング用途にも対応、美しさと性能のバランスが取れているが価格はやや高め
最近はIPSでも1msの高速応答モデルが増えており、総合的に見て選ばれることが多くなっています。
スピードを優先するならTN、美しい映像も楽しみたいならIPSと、自分のプレイスタイルややりたいゲームの傾向に合わせて選びましょう。
画面サイズと解像度の関係
ゲーミングモニターを選ぶときは、画面サイズと解像度のバランスを考えることが大切です。
- 24インチ前後・・・フルHD(1920×1080)が最適、視野全体が見やすくFPSのプロゲーマーも最も採用するサイズ
- 27インチ前後・・・WQHD(2560×1440)が理想的、広い視野と細かい部分の確認が可能
- 32インチ以上・・・4K(3840×2160)に対応しており、迫力のある大きさだが競技用には大きすぎる場合も
安価な144Hzモニターは24インチのフルHDが主流で、負荷が軽くリフレッシュレートも安定します。
FPSやバトロワゲームなら、24インチのフルHDがバランスが良く、目線の移動も少ないのでエイムが安定しやすいでしょう。
FreeSyncやG-SYNCの対応確認
ゲーミングモニターには、「FreeSYNC」や「G-SYNC」といった機能が付いているモデルがあります。
これらは、画面のズレやカクつきを防ぐための機能で、動きの多いゲームをプレイする際に効果を発揮します。
非搭載モデルでもゲームはできますが、滑らかでストレスの少ない映像を求めるなら、あるに越したことはありません。
ただし、こうした機能が付いているモニターは価格がやや高めになるため、最終的には予算とのバランスを見て判断するのが良いでしょう。
接続端子の種類と数
モニターの入力端子は、PC等と接続する際に欠かせないもので、互換性を確保するためにも大切な要素です。
端子 | 特徴・対応性能 |
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HDMI | 一般的な接続端子。バージョンごとに解像度やリフレッシュレートが異なる・HDMI 1.4 最大1080p/144Hzに対応・HDMI 2.0 最大1440p/144Hzに対応・HDMI 2.1 4K/144Hz以上に対応 |
DisplayPort | 主にPC向けで高リフレッシュレートに強い・DisplayPort 1.2 最大1080p/240Hzに対応・DisplayPort 1.4 最大4K/144Hzに対応 |
DVI | 古めの規格、デュアルリンクDVIなら1080p/144Hzも可能 |
PS5などのゲーム機とつなぐにはHDMIが必須です。将来の使い道も考えるなら、複数の端子があるモデルを選ぶと安心です。
HDMIのみだと不安な場合は、DisplayPortもあればより安心です。
後々になって困らないように、端子の種類と数は選ぶ際にしっかりチェックしておきましょう。
安い144Hzモニターおすすめランキング10選
ここからは、本題であるリーズナブルな価格で入手できる144Hzゲーミングモニター10選をご紹介します。
数あるメーカーの中から厳選して10個のモデルに厳選しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
第1位:JAPANNEXT JN-27Gi144FHDR

モニターサイズ | 27インチ |
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パネルタイプ | IPS |
応答速度 | 最大 OD時: 3ms(GtoG)/MPRT: 1ms |
リフレッシュレート | 144Hz |
インターフェイス | HDMI 1.4x2、Display Port 1.2x1 |
スピーカー機能 | 2Wx2(ステレオ) |
高性能ながら価格は抑えられており、ゲーミングから映像制作まで幅広いシーンで活躍してくれる、コストパフォーマンスに優れた1台です。
27インチの大画面にフルHDのIPSパネルを採用し、sRGB99%の広色域と高輝度仕様により、映像編集や写真加工といったクリエイティブな用途にも十分対応できる性能を備えています。
応答速度はわずか1msと非常に速く、動きの激しいFPSやレーシングゲームでも滑らかな描画を実現。
ティアリングの発生を抑える「AMD FreeSync」技術にも対応しており、快適なゲームプレイをサポートします。
スピーカーも本体に搭載し、音声再生もこの1台で完結。
限られた予算内で優れた品質の映像と音を一度にそろえたい方におすすめの144Hzモニターです。

第2位:Dell S2421HGF

モニターサイズ | 23.8インチ |
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パネルタイプ | TN(非光沢) |
応答速度 | 1ms(GTG) |
リフレッシュレート | 144Hz |
インターフェイス | Display Port、HDMI x 2 |
スピーカー機能 | 非搭載 |
Dellが展開する「S2421HGF」は、144Hzの高リフレッシュレートを搭載したエントリーモデルながら、ゲームプレイに求められる基本性能をしっかり備えた実力派です。
映像のズレやカクつきを抑える「AMD FreeSync Premium」に対応しており、スムーズな動きが求められるFPSや格闘ゲームにも対応可能。
目に優しいブルーライト軽減モードも備えており、長時間のプレイでも目が疲れにくい設計となっています。
特筆すべきは、その価格設定。
2万円前後というリーズナブルな価格帯ながら、144Hz対応モニターとしては屈指のコストパフォーマンスを誇ります。
「とりあえず144Hzモニターを試してみたい」「はじめてのゲーミングモニターを探している」という方には、まさにうってつけの1台です。
Dellならではのシンプルで無駄のない外観も魅力の1つですから、価格と性能のバランスを重視したい方はぜひチェックしてみてください。

第3位:ASUS TUF Gaming VG279Q1R

モニターサイズ | 27インチ |
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パネルタイプ | IPS |
応答速度 | 1ms(GTG) |
リフレッシュレート | 144Hz |
インターフェイス | DisplayPort 1.2×1、HDMI (v1.4)x2 |
スピーカー機能 | 非搭載 |
ゲームプレイに最適なエントリーモデルとして人気の、144Hzリフレッシュレートに対応した低価格モニターです。
1msの高速応答に加え、ASUS独自の「Extreme Low Motion Blur(ELMB)」テクノロジーが搭載されており、映像のブレやにじみを最小限に抑え、よりクリアで滑らかなグラフィック表示が可能です。
速い動きが求められるFPSやアクション系のタイトルでもしっかり対応できる性能を備えています。
また、「FreeSYNC」テクノロジーにも対応しており、画面のズレ(ティアリング)やカクつき(スタッタリング)を抑制。
映像とフレームレートが安定し、より快適にゲームを楽しめます。
サイズは27インチで、フルHD(1920×1080)の解像度を持つIPSパネルを採用。
視野角が広く、発色も自然なため長時間の使用にも適しています。
さらに、暗い場面の視認性を向上させる「Shadow Boost」機能も搭載。
暗所に潜む敵や重要なアイテムも見つけやすく、プレイの精度が高まる点も魅力です。
ゲーム初心者から中級者まで、幅広いユーザーにおすすめできます。

第4位:BenQ ZOWIE XL2411K

モニターサイズ | 27インチ |
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パネルタイプ | TN |
応答速度 | 1ms(GTG) |
リフレッシュレート | 144Hz |
インターフェイス | Display PortmHDMIx3、DVI |
スピーカー機能 | 非搭載 |
BenQの「XL2411K」は、コストパフォーマンスに優れたゲーミングモニターとして高い評価を受けているモデルです。
144Hzの高リフレッシュレートと1ms(GtG)の応答速度を備えており、FPSやバトロワ系のように視点移動が激しいゲームでも、滑らかでスムーズな映像表示が可能です。
パネルはTN方式のため視野角はやや狭いものの、正面からの視認性にはまったく問題なく、デスク上で一人用として使うには最適なサイズ感となっています。
暗い場面でも視認性を高める「Black eQualizer」機能を搭載しており、隠れている敵を見つけやすくなることで、勝率アップにも貢献します。
さらに、BenQ独自の「DyAc(Dynamic Accuracy)」技術により、映像のブレや残像を効果的に抑えてくれるため、激しい戦闘中でもターゲットをしっかり視認しやすくなり、結果としてエイム力の向上にもつながると好評です。
全体的に価格と性能のバランスが非常に良く、初めてゲーミングモニターを購入する方にも安心しておすすめできる一台です。

第5位:CRUA 湾曲ゲーミングモニター

モニターサイズ | 34インチ |
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パネルタイプ | VA 非光沢 |
リフレッシュレート | 144Hz |
インターフェイス | HDMI 2.0ポートx2、DisplayPort 1.4ポートx2 |
スピーカー機能 | 非搭載 |
大きなサイズの画面や歪曲画面が最初から欲しい方には、CRUAの34インチモニターがおすすめです。
ウルトラワイドの21:9ディスプレイは、ゲームや映画鑑賞の臨場感を高めるのにぴったりです。
視野が横に広がることで、映像に没入しやすくなり、万遍なく映像美を楽しめます。
特に湾曲率1500Rの曲面パネルは、自然と視線を画面全体に誘導してくれるため、長時間の使用でもストレスが少なく快適です。
さらに、WQHDの高解像度に加え、144Hzのリフレッシュレートを備えていることで、映像の滑らかさと細部の鮮明さが際立ちます。
VAパネル特有の深い黒も魅力で、暗い場面でもしっかりとコントラストが効いていて見応えがあります。
加えて、ブルーライトを軽減する機能が備わっており、長時間の作業やプレイでも目の負担を抑えられるのがうれしいところです。
画面の角度も調整可能なので、自分の姿勢に合ったポジションで楽しめます。
見た目もスリムで洗練されており、デスクに置いたときの印象もすっきりとまとまります。
価格は3万円前後とやや高めに感じられるかもしれませんが、34インチの大画面と高性能を考えれば、その価値は十分にあると言えるでしょう。

第6位:GREEN HOUSE GH-GLCC238AZ

モニターサイズ | 27インチ |
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パネルタイプ | IPS |
応答速度 | 1ms(GTG) |
リフレッシュレート | 144Hz |
インターフェイス | DisplayPort 1.2×1、HDMI (v1.4)x2 |
スピーカー機能 | 非搭載 |
グリーンハウスの「GH-GLCC238AZ」は、価格が抑えられていながらも多機能さを備えた144Hz対応モニターです。
映像モードは標準・ゲーム・FPS・RTS・映画・テキストの6種類あり、コンテンツに合わせて簡単に切り替えられます。
応答速度は1msと高速で、フルHD解像度の映像を滑らかに表示可能。
鮮やかでナチュラルな発色が特徴のADSパネルを採用し、映像表現が美しく仕上がります。
入力端子はDisplayPort、HDMIを装備しており、複数の機器を同時に接続したいユーザーにも便利に使えるでしょう。
スタンドは高さ調整、チルト、スイーベルに対応し、画面の角度や向きを自在に変えられます。
さらに画面は90度回転が可能なので、縦向き表示での使用もラクラク。
ゲームや動画視聴、仕事まで幅広い用途で活躍するモデルです。
加えて、長時間使用しても目が疲れにくい設計が施されており、快適に使い続けられる点も魅力。
コスパに優れた高性能モニターを探している方におすすめの一台となっています。

第7位:KOORUI 27インチゲーミングモニター

モニターサイズ | 27インチ |
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パネルタイプ | IPS |
応答速度 | 1ms(GTG) |
リフレッシュレート | 144Hz |
インターフェイス | HDMI 1.4×1、HDMI 2.0×1、Displayport 1.2×1 |
スピーカー機能 | 非搭載 |
中国発の直販ブランド「KOORUI」が手がける、27インチWQHD解像度対応のゲーミングモニターは、価格と性能のバランスに優れた注目モデルです。
最大リフレッシュレートは144Hz、応答速度は1msと非常に高速で、G-SYNCおよびFreeSyncにも対応。ゲーミング用途はもちろん、普段使いにも快適です。
ディスプレイにはVAパネルを採用し、高いコントラストにより黒の描写が深く、鮮やかな映像を楽しめますし、TNパネルに比べ視野角も広く、画面の隅々までしっかり見やすいのもポイントです。
さらに、価格は2万円台前半と非常にリーズナブル。
中間業者を省いた直送スタイルにより、流通コストや管理費が抑えられているため、この価格が実現しています。
家電量販店との関係を気にする必要がないため、ネット販売でも大胆な価格設定が可能で、通販に特化した戦略がユーザーからの支持を集めています。
美しい映像を出力する27インチモニターは動画視聴や画像編集にも適しており、幅広い用途に対応できる性能であることも魅力の一つです。
これだけの性能をこの価格で手に入れられるのは、非常にお得といえるでしょう。

第8位:アイ・オー・データ GigaCrysta

モニターサイズ | 23.6インチ |
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パネルタイプ | TN(GTG) |
応答速度 | 0.6ms |
リフレッシュレート | 144Hz |
インターフェイス | HDMI×3、DisplayPort |
スピーカー機能 | 2.0Wx2 |
国内でも屈指の人気と指示を誇るアイ・オー・データのギガクリスタから展開されているフルHDモニターもおすすめです。
応答速度の速さで知られるTNパネルが採用されており、価格を抑えつつゲーム性能を重視したい人にぴったりです。
解像度はフルHD(1920×1080)で、PCゲームやXboxシリーズのゲーム機でよく使われています。
リフレッシュレートは最大144Hz、そして応答速度はGtoGで0.6msと非常に速く、同価格帯の中でもトップクラスです。
さらにブルーライトカット機能や内蔵スピーカーも搭載していて、ゲーム以外の用途にも便利です。
これだけの機能と性能を備えていながら、通販サイトでの本体価格は2万円を切っており、性能とコストのバランスに優れている1台です。
コスパを重視するゲーマーにとっても大変有力な選択肢となるでしょうし、特に長時間のゲームプレイでも目の疲れを軽減できるブルーライトカットは健康面でも嬉しいポイント。
また、内蔵スピーカーは外部機器がなくても手軽に音声を楽しめるため、初心者にもおすすめです。

第9位:JAPANNEXT モバイルゲーミングモニター

モニターサイズ | 14インチ |
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パネルタイプ | IPS |
応答速度 | 3ms |
リフレッシュレート | 144Hz |
インターフェイス | USB Type-Cx2、miniHDMI |
スピーカー機能 | 1.0Wx2 |
ゲーミングモニターには自宅での固定利用を前提としたものもありますが、持ち運んで外部でも使えるモバイルモニターというものもあります。
おすすめなのがJAPANNEXTのフルHDゲーミングモバイルモニターで、14インチの画面サイズで、厚さはわずか13mmと非常に薄く、重さは約600gと軽量設計です。
ノートパソコンや携帯ゲーム機と一緒に気軽に持ち運び可能で、付属のマグネット着脱式スマートケースが携帯時のキズから本体を守ってくれます。
解像度はフルHDでHDR対応のため、鮮明で美しい映像を楽しめ、その映像をUSB Type-Cケーブル1本で電力供給と映像表示を同時に行える仕様であるため、複数のケーブルを用意する必要もありません。
内蔵スピーカーにより音声再生が可能で、ヘッドホンジャックも装備しているため、音を出せない環境でも使いやすい設計です。
さらにUSB Type-Cポートは2つ搭載されており、映像入力と電力供給を効率よく行えます。
軽さと薄さを活かして外出先や出張先でも手軽に使えるのが魅力で、マグネットケースによって保護力も確保されているため、携帯時の安心感も抜群です。
フルHDかつHDR対応の高画質は、ゲームや動画鑑賞だけでなく、ビジネス用途にもそのまま使えるスペックです。
ケーブルが一本で済むため、配線が煩雑になりがちなデスク周りをシンプルに保てるのも嬉しいポイントです。

第10位:Z-EDGE 27型IPSゲーミングモニター

モニターサイズ | 27インチ |
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パネルタイプ | IPS |
応答速度 | 1ms(GTG) |
リフレッシュレート | 144Hz |
インターフェイス | DisplayPort 1.2×1、HDMI (v1.4)x2 |
スピーカー機能 | 非搭載 |
最後におすすめするのは、Z-EDGEのゲーミングモニターです。
27インチの144Hz対応モニターは178度の広視野角を持ち、2560×1440の高解像度で細部まで鮮明な映像が楽しめます。
最大2K解像度なので、複数画面を使ったマルチモニター環境にもぴったりとなっています。
ゲームや動画再生中に起きやすい入力遅延や画面のちらつき、画面割れを抑えるFree Sync機能が搭載されており、快適なプレイを保証してくれる他、ブルーライトの軽減、フリッカーフリー技術で目の疲れを抑えるといった設計にもなっているため、長時間の使用も安心です。
100×100mmのVESAマウントに対応しているため、モニターアームを使って自由に設置可能。
人気商品のため通販では在庫切れが多く、購入できる時には早めの確保をおすすめします。
コスパの良さと高性能を両立したモニターであり、ゲームや動画視聴はもちろん、そのほかの用途でも高いパフォーマンスを発揮するでしょう。
多機能で扱いやすく、幅広いユーザーから支持されている製品です。

価格帯別おすすめモニター
ここからは、価格別でおすすめの144Hzモニターをご紹介します。
同じ144Hzでも1万円台から3万円以上と価格帯にかなり幅がありますので、予算やセットでの購入時の参考にしてみてください。
1万円台の激安144Hzモニター
144Hzとなると、2万円程度の価格帯のモデルが珍しくありません。
しかし、1万円台、時には1万5千円を切るような非常にリーズナブルな製品も登場しており、昨今のモニターの競争具合を感じさせる値段となりつつあります。
今回おすすめしたモデルの中でも、以下の3つのモデルは1万円を切るリーズナブルさとなっているため、価格の安さを重視する方に大変おすすめです。
- IODATA EX-LDGC242HTB:17,000円(税込)
- グリーンハウス GH-GLCC238AZ-BK:19,980円(税込)
- Dell S2421HGF:14,600円(税込)
どのモデルも、1msのFPSをはじめとした対戦ゲームでも運用可能なスペックを誇り、0.6msという1万円台の中では破格といえる性能を備えたものもあります。
必要な部分にしっかり性能が備わっていて、なおかつ安いモデルが欲しい方は、ぜひこの3点から検討してみてください。
2万円台のコスパ重視モデル
144Hzでゲーミングモニターを購入する場合には、大体2万円台が現実的な金額の範囲になってくると思われます。
各メーカーも2万円台のモニターをかなり多くラインナップさせており、この価格帯が144Hzモニターの競争価格らしいことも分かります。
そういった中で、スペックなどを含めてコストパフォーマンスの高いモデルを選びたいところですが、今回おすすめした中で2万円台でコスパの高い製品3点をピックアップしました。
- JAPANNEXT JN-27Gi144FHDR:22,980円(税込)
- BenQ ZOWIE XL2411K:21,700円(税込)
- KOORUI 27E1Q:21,800円(税込)
2万円台の中でも前半で収まっていながら、ゲーム用のモニターとして必要なスペックをしっかり備えているほか、応答速度や色彩の良さといった部分にもこだわりが見られます。
安すぎず高すぎず、相応のスペックを持っているモニターが欲しい方はぜひ参考にしてみてください。
3万円台の高機能モデル
ゲーミングモニターの中でも、3万円を超える価格帯のモデルとなると、どれもハイエンド、高級モデルといって差し支えないでしょう。
今回おすすめしたモデルの中では、以下の2つが3万円を超える高機能モデルとなります。
- ASUSTek TUF Gaming VG279Q1R:30,798円(税込)
- CRUA 湾曲ゲーミングモニターCR340HDM:32,999円(税込)
この価格帯では、プロゲーマーも愛用するレベルのスペック、機能を備えていたり、モニターそのものが大きく大画面で楽しめるといった要素を持っています。
突出した性能や特徴を持っているモニターが欲しい方は、ぜひ参考にしてみてください。
144Hzモニターの設定方法
実際にモニターを購入してからは、お手持ちのPC等と接続して映像が出る状態に設定させる必要があります。
ここからは、144Hzモニターで映像を出力させるために必要な設定方法、手順などについて解説します。
Windows PCでの設定手順
Windows PCとモニターとの接続・設定の手順は大まかに以下の通りです。
- 必要な機材を用意する
- ケーブルでモニターとPCを接続
- Windowsのディスプレイ設定を構成
- セットアップの確定
特にモニターとの接続時は注意が必要で、本体とモニターの端子に合ったディスプレイケーブルを用意しなければなりません。
HDMIやDisplayPortなど、規格が異なるモデルも多いため、購入前にしっかり確認しておくと安心です。
最近は必要なケーブルを同梱している製品がほとんどとなっているため、よほどのことがなければモニターを購入すれば必要な機材はそろっていることでしょう。
ゲーム機との接続方法
続いては、ゲーム機とモニターとの接続方法についてです。
今回は、PS5を例にして接続の流れを解説します。
- ゲーム機とモニター、ケーブルを用意する
- HDMIケーブルをモニターとゲーム機に接続
- PS5の電源ケーブルが接続されているか確認し、電源を入れる
PlayStation 5の映像出力はHDMI端子のみとなっており、DisplayPortやDVIなど他の接続方式には非対応です。
USB端子は本体の前面と背面に計4つ備わっていますが、これらは映像出力に使うことはできません。
もしHDMI端子を持たないディスプレイでPS5を使いたい場合は、HDMI信号を別の形式に変換できるアダプターやコンバーターを利用する必要があります。
よくあるトラブルと解決法
ゲーミングモニターを購入した後、画面が映らないなどのトラブルはよくあるもの。
そこで、改善のためのチェック項目を用意しました。
- モニターが壊れていないか
- モニターの電源ケーブルがきちんと接続されているか
- 電源ケーブルが断線していないか
- パソコン側にしっかり接続されているか
- モニター側の電源は入っているか
- モニターが接続に合った出力設定になっているか
購入して初めて使うときに映らない場合、よくあるのは電源のトラブル・ケーブル接続の不具合、設定の誤りあたりです。
思ったよりも初歩的な内容でモニターが映らないというケースはありがちですから、この辺りをしっかり確認しておきましょう。
また、デフォルトの設定ではリフレッシュレートが低いまま、というのもよくあるケースですから、そちらの設定手順も解説します。
- 画面左下のスタートを右クリックし「設定」を選択
- 設定画面の中から「システム」を選択
- システム内の「ディスプレイ」を選択
- ディスプレイの項目にある「ディスプレイの詳細設定」を選択
- 詳細設定の中にある「リフレッシュレート」の値を確認
安い144Hzモニターのよくある質問
最後に、安価な144Hzモニターに関するよくある質問に対して回答します。
最適なモニターを利用して快適にゲームをプレイするためにも、ぜひ参考にしてみてください。
PS5で144Hzは使えるの?
PS5は最大120fpsまで出力に対応しているため、144Hzのゲーミングモニターを使えば、その性能をしっかり活かすことができます。
144Hzのモニターは、120Hzに比べてより滑らかな映像を表示できる一方、60Hzのモニターではフレームレートの上限により表示がカクつきやすくなり、せっかくの高性能を十分に発揮できません。
144Hzのモニターで120fpsを超える映像を表示することはできませんが、120Hzよりも高いリフレッシュレートを出せるのは間違いありません。
ただし、200Hz以上など高リフレッシュレートに対応したモニターだと、PS5ではオーバースペックになるため注意しましょう。
HDMIとDisplayPortどちらがいい?
家庭用のテレビやレコーダーなどと接続する際には、主にHDMI端子が使われます。
一方で、PCのグラフィックボードと接続する場合には、DisplayPortを利用するケースが多いです。
ただし、ここで見落としがちなのが「ケーブルの長さ」に関する注意点です。
HDMIケーブルは長さが5メートルを超えると信号が弱くなったり、ノイズの影響を受けやすいとされ、DisplayPortの場合は、1.8メートルを超えると同様のトラブルが起こりやすいとされています。
そのため、設置場所との距離が2メートル以上あるような場合には、安定性を重視してHDMIケーブルの使用が推奨されます。
中古での購入は大丈夫?
中古モニターは新品に比べて年式が古く、解像度や表示性能などがやや劣るものも多いですが、そこまで高性能を求めない方にとっては、サブモニターとして十分実用的です。
中古品は新品よりも価格が抑えられているため、予算に限りがある場合にも便利ですが、擦り傷や液晶の焼き付き、寿命の短さ、メーカー保証が切れているといった中古特有のリスクもあります。
安さだけで飛びつくのではなく、自分の使い方に適しているかを見極めたうえで選ぶようにしましょう。
27インチと24インチどちらがおすすめ?
24インチと27インチでは、それぞれで適したゲームジャンルが異なっています。
まず24インチのモニターは、視野がコンパクトに収まるため、FPSやMOBAのように瞬時の判断と精密な操作が求められるeスポーツ系タイトルにぴったりです。
反対に27インチは、臨場感やスケールの大きさが重要になるRPGやアクションアドベンチャー系に向いています。
自分がどんなゲームをメインでプレイするかによって、適したサイズのモニターを選びましょう。
まとめ
本記事では、おすすめの144Hzモニターや選び方などを解説しました。
モニターのラインナップも増え選択肢が幅広くなった今、リーズナブルな144Hzモニターは大変コスパの高い製品として人気です。
1万円から3万円以上と金額や性能も様々ですから、ぜひ用途に合ったモニターを選んで活用してみてください。
