「ゲーミングPCが値上げされる」という情報が昨今話題になっており、今買うべきか迷っていませんか?
この記事では、2025年12月時点の最新状況をもとに、ゲーミングPC値上げの真偽、原因、具体的な値上げ幅、そして今買うべきかどうかの判断基準を詳しく解説します。
メーカー公式の発表や市場データに基づいた正確な情報をお届けします!
生成AI需要の爆発的増加によって2026年1月以降ゲーミングpcが大幅値上げ?
>>ゲーミングPCの値上げは本当?2025年12月の最新状況と今買うべき理由
ゲーミングPCの値上げは本当?2025年12月の最新状況
結論から言えば、ゲーミングPCの値上げは確実に起きている事実です。
複数の大手PCメーカーが公式に値上げを発表しており、すでに実施しているメーカーも存在します。2025年12月時点で、この動きはさらに加速しています。
マウスコンピューターやDellが公式に警告
国内大手BTOメーカーのマウスコンピューターは、2025年12月10日に公式X(旧Twitter)アカウントで
「現在パソコン購入をご検討中の方へ、悪いことは言いません、なるべくお早めの購入をオススメします。本当に買うなら今です」
と異例の呼びかけを行いました。
現在パソコン購入をご検討中の方へ
— マウスコンピューター (@mouse_computer) December 10, 2025
悪いことは言いません、なるべくお早目の購入をオススメします!!本当に!!
買うなら今です……!!
そして2025年12月16日、同社は正式に発表を行い、2026年1月以降に価格改定(値上げ)を順次実施することを明らかにしました。
同社によると、想定を大きく上回る受注増加により工場がひっ迫し、パーツ不足も発生しているとのことです。一部製品では販売停止や出荷遅延も発生する見込みだと案内しています。
海外に目を向けると、世界的なPCメーカーDellはさらに具体的な動きを見せています。同社は2025年12月17日から法人向けPC製品の価格を10〜30%引き上げることを発表しました。
Business Insiderが入手した内部資料によると、メモリ容量によって値上げ幅が異なり、32GBメモリ搭載機では約2〜3.5万円、最上位の128GBメモリ搭載機では約8〜12万円もの値上げになるとのことです。
DellのCOO(最高執行責任者)Jeff Clarke氏は、「メモリチップのコストがこれほど速いペースで上昇したことは過去に見たことがない」と証言しており、前例のない事態であることを認めています。
世界PCシェア1位のLenovoも顧客に対して、現在提示しているすべての見積もり価格が2026年1月1日をもって失効すると警告しています。
その背景として「メモリ不足の深刻化」と「AI技術の急速な統合」を挙げています。
すでに一部メーカーで値上げが実施されている
値上げは「予告」だけではありません。国内BTOメーカーのツクモやドスパラでは、すでに価格改定が始まっています。
特にメモリやSSDを多く搭載するモデルでは、数週間前と比較して明確な価格上昇が確認されています。
PC専門店の店頭でも、メモリやSSD、HDDに購入制限がかかり始めており、「お一人様2点まで」の札が並ぶ光景が見られます。
この状況は2020年のマスク騒動を思い起こさせるもので、PC部品市場が異常な状態にあることを物語っています。
さらに注目すべきは、メモリやSSDの超定番個人向けブランドである「Crucial」を展開するMicronが、2026年2月で消費者向け事業から撤退することを発表した点です。
これはAI向けデータセンター需要が爆発的に拡大しており、メーカーが高付加価値な企業向け分野へ注力する方針に転換していることを示しています。
こうした状況から、値上げを予告している他のメーカーも同様の値上げが確実視されています。現在販売されているモデルの在庫が尽きれば、次は新価格での販売となります。
ゲーミングPC値上げの原因|AI需要によるメモリ・SSD高騰
なぜここまで急激な値上げが起きているのでしょうか。
その根本原因は、生成AI需要の爆発的増加によるPC部品の供給不足にあります。特にDRAMメモリとSSDの価格高騰が深刻で、ゲーミングPCの製造コストを大幅に押し上げています。
DRAMメモリが4倍近くに急騰している背景
ゲーミングPCの値上げを引き起こしている最大の要因は、DRAMメモリ価格の異常な高騰です。具体的な数値を見ると、その深刻さが分かります。
テクノロジー系メディアGIGAZINEの報道によると、2025年初頭に110ドル(約1万7000円)だった32GB Corsair RAMキットが、記事作成時点ではなんと442ドル(約6万9000円)と4倍近い価格になっています。わずか1年足らずでの急騰です。
また、Samsung Electronicsは2025年11月、メモリの卸売価格を同年9月と比べて最大60%引き上げました。
市場調査会社Counterpoint Researchによると、メモリの価格は2025年に50%上昇しており、2025年第4四半期には30%、2026年初頭にさらに20%上昇する可能性があるとのことです。
この異常な価格高騰の背景にあるのが、AI向けHBM(High Bandwidth Memory:高帯域幅メモリ)の生産優先です。
ChatGPT、Claude、Geminiなどの巨大言語モデルを動かすAIサーバーには、途方もない量のメモリが必要になります。
特に決定的だったのが、2025年10月に発表されたOpenAI、Oracle、SoftBankによる「Stargate」プロジェクトです。総額5000億ドル(約75兆円)という途方もない規模のAIインフラ構築計画であり、OpenAIはSamsungとSK Hynixと契約を結び、月間最大90万枚のDRAMウェハを確保する体制を構築しました。
これは世界のDRAM生産能力の約40%に相当する数字です。
DRAM市場は、Samsung、SK Hynix、Micronの3社で95%を占める極度の寡占状態にあります。そして、この3社は今、より利益率の高いAI向けHBMメモリの生産に工場のキャパシティをシフトしています。
同じ工場で一般PC向けDRAMを作るより、AI向けHBMを作る方が数倍の利益が得られるためです。
この状況がゲーミングPCに与える影響は甚大です。例えば、メモリ32GBから64GBへのアップグレードを検討している場合、以前なら数千円から1万円程度の追加費用で済んだものが、現在では大幅に増加しています。
ゲーミングPCでメモリ容量を重視する構成を検討している方にとって、値上げ前の購入がいかに重要かがお分かりいただけるでしょう。
SSDやGPUも値上げ対象|パーツ全体の価格上昇
値上げの影響はメモリだけに留まりません。
SSDやGPUといった他の主要パーツも価格上昇の波に飲み込まれています。
SSDに使われるNANDフラッシュメモリも、AI需要の影響を受けています。
2025年末から2026年末にかけて、SSDも不足する見通しです。SamsungとSK HynixがDRAMの増産に注力し、NAND型フラッシュメモリの製造を縮小しているためです。
実際、Samsungは2025年11月、韓国メディアに対し、平澤(ピョンテク)工場と華城(ファソン)工場において、NAND型フラッシュメモリの製造を中止し、より需要が高いDRAMの製造に注力すると明らかにしました。
さらに、AIインフラ事業者からの需要増の影響もあります。
大規模言語モデル(LLM)を動かすために数十GBのメモリを高速に読み込む必要があり、HDDよりSSDを採用する事業者が増えています。
これがSSD不足に拍車をかけています。
GPUについても、AI向けGPUとゲーミング向けGPUで生産リソースの奪い合いが起きています。
NVIDIAは2026年末までに、メモリ規格「LPDDR5」に準拠したメモリをGPUに全面採用すると発表しました。
LPDDR5は主流の規格「DDR5」と比べて電力効率が高い一方、製造するのが難しく、この普及はサーバ向けメモリ価格を倍増させることを意味すると指摘されています。
これらの複合的な値上げが、ゲーミングPC全体の価格を押し上げているのです。
メモリだけでなく、SSD容量やGPUのグレードを上げる場合も、以前より大幅にコストが増加する状況となっています。
AI特需とマイニング特需の違い
「でも、過去にもマイニングブームでGPUが品薄になったことがあったよね?あれも結局は終息したし、今回も待てば価格が下がるのでは?」
そう考える方もいるでしょう。
しかし、今回のAI特需は過去のマイニング特需とは根本的に異なります。
過去の仮想通貨マイニングブームは、一時的な投機需要が主な要因でした。
2017〜2018年、そして2021年のマイニングブームでは、GPUを中心に価格が高騰しましたが、仮想通貨価格の暴落や規制強化により、需要は急速に冷え込みました。
しかしマイニング特需は通常、数ヶ月から1年程度で終息し、その後は大量の中古GPUが市場に流れ、価格は正常化しました。
一方、今回のAI特需は構造的で長期的な需要です。
ChatGPTをはじめとする生成AIは、もはや一時的なブームではなく、ビジネスインフラとして定着しつつあります。
企業はAIを業務に組み込み始めており、この流れが逆戻りすることは考えにくい状況です。
マイニング特需との主な違い
- 需要の性質:マイニングは投機的、AIは産業の構造変化に基づく
- 期間:マイニングは数ヶ月〜1年程度、AIは数年以上続く見込み
- 影響範囲:マイニングは主にGPU、AIはメモリ・SSD・GPUの全方位
- 価格正常化:マイニングは急速に終息、AIは長期化が確実
さらに重要なのは、DRAM生産キャパシティの増強には膨大な時間とコストがかかるという点です。
最先端プロセスでDDR5 DRAMを生産するには高度かつ高額な設備投資が必要で、需要が増えたからといって急に増産できるものではありません。
「価格が下がるまで待つ」という選択肢は、少なくとも1年以上待つことを意味し、その間にさらに値上げが進む可能性もあるのです。
具体的な値上げ幅はどのくらい?価格帯別の影響予測
「実際にいくら値上がりするの?」という疑問に答えるため、価格帯別の具体的な値上げ幅を見ていきましょう。
ゲーミングPCの値上げは、搭載するメモリ容量やストレージによって影響度が大きく異なります。
エントリー〜ミドルクラス(15〜20万円)の値上げ予測
最も人気のある価格帯である15〜20万円クラスのゲーミングPCでは、2〜4万円程度の値上げが予想されます。
この価格帯では、メモリ16GB・SSD 500GB〜1TBが標準的な構成です。
メモリ価格が大幅に上昇しているため、同じ構成でも製造コストが増加し、その分が販売価格に転嫁されます。
例えば、現在15万円で販売されているモデルが、2026年1月以降は17〜19万円程度になる可能性が高いでしょう。
特に影響を受けるのは、GeForce RTX 5060 Ti搭載モデルです。
この価格帯で最も人気のある構成ですが、メモリとSSDの値上げにより、従来なら15万円台で購入できたモデルが18万円前後になる見込みです。
また、メモリを32GBにカスタマイズする場合、以前は+1万円程度の追加費用で済んでいましたが、現在では+2〜3万円程度の追加費用が必要になるケースも出てきています。
ハイエンドモデル(25万円以上)は5万円以上の値上げも
25万円以上のハイエンドモデルでは、5万円以上の値上げが予想されます。
高価格帯ほど影響が大きいのは、メモリ容量が32GB以上と多く、高性能GPUも搭載しているためです。
例えば、現在30万円で販売されているGeForce RTX 5070 Ti搭載・メモリ32GBモデルは、2026年1月以降は35〜38万円程度になる可能性があります。
Dell の法人向けPCのデータを参考にすると、32GBメモリ搭載機で約2〜3.5万円、128GBメモリ搭載機では約8〜12万円もの値上げが確認されています。
ハイエンドモデルを検討している方にとって、今が「逆ザヤ」で購入できる最後のチャンスとも言えます。
カスタマイズ時のメモリ・SSD増設費用も大幅増
完成品の値上げだけでなく、カスタマイズ時の追加費用も大幅に増加しています。特にメモリのアップグレード費用は顕著です。
メモリ容量を増やしたい場合、以前と比較して追加費用が大幅に上昇しています。
メモリアップグレードを検討している方は、値上げ前の購入を強くおすすめします。
SSDについても同様で、1TB SSD搭載モデルでは約8,400円〜2万円の追加コストが発生する見込みです。
大容量ストレージを搭載したい場合も、値上げ前の購入が賢明です。
主要メーカー別の値上げ状況と在庫の動向
メーカーによって値上げ時期や対応方針が異なります。
各メーカーの最新状況を整理し、「どのメーカーで、いつまでに買うべきか」を明確にしていきましょう。
マウスコンピューター|2026年1月から本格値上げ予定

国内BTOメーカー大手のマウスコンピューターは、2026年1月以降に価格改定を順次実施すると正式発表しています。
同社は2025年12月10日に「買うなら今」という異例の呼びかけを行い、12月16日には正式に値上げを発表しました。
【お知らせ】
— マウスコンピューター (@mouse_computer) December 16, 2025
想定を大きく上回る受注が増えたことにより
工場のひっ迫・パーツ不足が発生し、一部製品に販売停止・出荷納期遅延が発生する見込みです。
価格変更は1月以降に順次行う予定です。
お客様にはご迷惑をおかけし、大変申し訳ございません。
何卒ご了承のほどよろしくお願いいたします。
想定を大きく上回る受注増加により、工場がひっ迫し、パーツ不足も発生。一部製品では販売停止や出荷遅延も見込まれています。
具体的な値上げ幅は発表されていませんが、DRAM・SSD価格の高騰を理由としているため、メモリ・ストレージを多く搭載するモデルほど値上げ幅が大きくなると予想されます。
購入推奨時期は2025年12月中〜2026年1月初旬です。
年末年始セール期間中であれば、さらにお得に購入できる可能性があります。
Dell|12月17日から10〜30%の値上げを実施

Dellは2025年12月17日から法人向けPC製品の価格を10〜30%引き上げを実施しました。
Business Insiderが入手した内部資料によると、値上げ幅はメモリ・ストレージ容量によって以下のように異なります。
- 32GBメモリ搭載機:約2〜3.5万円の値上げ
- 128GBメモリ搭載機:約8〜12万円の値上げ
- 1TB SSD搭載機:約8,400円〜2万円の値上げ
現時点では法人向けモデルの値上げですが、今後コンシューマー向け製品にも波及することが確実視されています。
Dellの動きは他のメーカーにも影響を与えるため、業界全体の値上げを加速させる可能性があります。
ツクモ・ドスパラ|すでに価格改定が始まっている

国内BTOメーカーのツクモとドスパラでは、すでに価格改定が始まっています。
特にメモリやSSDを多く搭載するモデルでは、数週間前と比較して明確な価格上昇が確認されています。
在庫状況によって価格が変動しているため、人気モデルほど早期に値上げされる傾向にあります。
フロンティア|メモリ構成の変更で実質値上げ

フロンティアでは、直接的な価格改定ではなく、メモリ構成の変更という形で対応しています。
例えば、従来は標準で32GBメモリを搭載していたモデルが、16GBメモリに変更されるケースが見られます。
価格は据え置きでも、スペックが下がっているため、実質的な値上げと言えるでしょう。
この対応方法は、表面上の価格を維持しつつコストを削減する手法です。
購入時には、以前のモデルと構成を比較し、実質的にどれだけの変更があるかを確認することが重要です。
Lenovo・ASUS・Acer|2026年Q1に値上げ予定
海外メーカーも値上げを予定しています。
Lenovoは顧客に対して、現在の見積もり価格が2026年1月1日をもって失効すると警告しています。
ASUSとAcerも、2026年第1四半期(1月〜3月)に値上げを実施する方針を示しています。
工商時報の取材に対し、両社のトップは「コスト転嫁は業界全体のコンセンサスである」と認めており、値上げは避けられない状況です。
海外メーカーでの購入を検討している方も、年内の購入が賢明です。2026年1月以降は、どのメーカーでも新価格での販売となる見込みです。
ゲーミングPCは今買うべき?それとも待つべき?
ここまで値上げの現状を見てきましたが、「結局、今買うべきなの?」という疑問に明確な答えを出しましょう。
結論から言えば、2025年12月〜2026年1月初旬が最後の買い時です。
2025年12月〜2026年1月が最後の買い時である理由
今が「最後の買い時」である理由は、複数の要因が重なっているためです。
第一に、主要メーカーが2026年1月から値上げを予定しています。
マウスコンピューターは2026年1月以降に価格改定を実施し、Lenovoは2026年1月1日から新価格を適用します。
現在の価格で購入できるのは、2025年12月〜2026年1月初旬までです。
第二に、すでに値上げしたメーカーもさらなる値上げの可能性があります。
ツクモやドスパラではすでに価格改定が始まっていますが、メモリ・SSD価格は今後も上昇が続く見通しです。2026年も継続的に値上げが行われる可能性が高いでしょう。
第三に、在庫が減少しており、人気モデルは売り切れの可能性があります。
マウスコンピューターでは一部製品の販売停止や出荷遅延が発生しており、欲しいモデルが買えなくなるリスクがあります。
最後に、年末年始セール期間中はさらにお得です。
2025年12月中は各メーカーが年末セールを実施しており、通常価格より割引されているモデルもあります。
値上げ前の価格で、さらに割引価格で購入できる最後のチャンスです。
セール期間中の購入が最もお得
値上げ前に購入するなら、年末年始セール期間中が最もお得です。
主要メーカーのセール時期は以下の通りです。
- マウスコンピューター:冬のボーナスセール(〜12月24日)
- フロンティア:限界突破!クリスマスセール
- ドスパラ:年末年始セール
- パソコン工房:歳末大感謝祭セール
セールでの値引き幅は通常5〜10%程度ですが、値上げ前の価格でさらに割引されるため、2026年1月以降と比較すると実質的に15〜20%以上お得に購入できる計算になります。
購入への具体的なステップは以下の通りです。
- 各メーカーの公式サイトでセール情報をチェック
- 欲しいスペックのモデルを価格比較サイトで確認
- 在庫状況を確認し、在庫があれば即決断
- 2025年12月中の注文を目指す
迷っている時間はありません!
値上げ前に買うべきおすすめゲーミングPC|コスパモデル厳選
値上げ前の今、具体的にどのモデルを購入すべきか。
価格帯別におすすめのゲーミングPCを厳選してご紹介します。値上げ後の予想価格も併せて記載しますので、購入判断の参考にしてください。
予算15万円|エントリーモデルのおすすめ構成
予算15万円で狙うべきは、Ryzen 7 5700X + GeForce RTX 5060の組み合わせです。
- CPU:AMD Ryzen 7 5700X(8コア16スレッド)
- GPU:GeForce RTX 5060(8GB)
- メモリ:16GB DDR4-3200
- SSD:500GB NVMe Gen4
この構成で遊べるゲームは、Apex Legends、VALORANT、フォートナイトなどの人気タイトルをフルHD・高設定で快適にプレイできます。
144FPSでの安定動作も期待できるため、競技性の高いゲームにも対応可能です。
値上げ後の予想価格は17〜19万円程度。今なら15万円前後で購入できるため、約2〜4万円お得に入手できます。
おすすめメーカー・モデル例:
- マウスコンピューター NEXTGEAR JG-A7G60(Ryzen 7 5700X + RTX 5060)
- ドスパラ GALLERIA RM7R-R56(Ryzen 7 5700X + RTX 5060)
予算20万円|ミドルクラスで今が買い時のモデル
予算20万円で狙うべきは、Ryzen 7 7700 + GeForce RTX 5060 Ti 16GBまたはCore i7-14700F + RTX 5060 Ti 8GBの組み合わせです。
- CPU:Ryzen 7 7700 または Core i7-14700F
- GPU:GeForce RTX 5060 Ti 16GB または 8GB
- メモリ:16GB DDR5-4800
- SSD:1TB NVMe Gen4
この構成で遊べるゲームは、サイバーパンク2077、Starfield、モンスターハンターワイルズなどの最新AAAタイトルをフルHD・最高設定で快適にプレイできます。
WQHD(2560×1440)解像度でも高設定で遊べるため、より美麗な映像を楽しめます。
値上げ後の予想価格は23〜26万円程度。今なら20万円前後で購入できるため、約3〜6万円お得です。
おすすめメーカー・モデル例:
- マウスコンピューター NEXTGEAR JG-A7G70(Ryzen 7 7700 + RTX 5070)
- iiyama LEVEL-M1A6-R77-SKX(Ryzen 7 7700 + RTX 5060 Ti)
- FRONTIER FRGHLMB650/KD10(Ryzen 7 9700X + RTX 5060 Ti・32GBメモリ・1TB SSD)
予算30万円以上|ハイエンドで逆ザヤのお得モデル
予算30万円以上のハイエンドモデルでは、Ryzen 7 9800X3D + GeForce RTX 5070 TiまたはCore Ultra 7 + RTX 5070 Tiの組み合わせが狙い目です。
- CPU:Ryzen 7 9800X3D または Core Ultra 7
- GPU:GeForce RTX 5070 Ti
- メモリ:32GB DDR5-5600
- SSD:1TB〜2TB NVMe Gen4
ハイエンドモデルが「逆ザヤ」でお得な理由は、値上げ幅が非常に大きいためです。
Dell の法人向けデータでは、32GBメモリ搭載機で約2〜3.5万円、ハイエンド構成では5万円以上の値上げが確認されています。今購入すれば、値上げ後と比較して相対的に大きくお得に入手できます。
この構成で遊べるゲームは、すべての最新ゲームを4K解像度・高設定で快適にプレイできます。
レイトレーシング機能も存分に活用でき、最高の映像美を体験できます。
値上げ後の予想価格は35〜40万円以上。今なら30万円台で購入できるため、約5〜10万円お得です。
おすすめメーカー・モデル例:
- FRONTIER FRXAB850B/KD3(Ryzen 7 9800X3D + RTX 5070 Ti・32GBメモリ・1TB SSD)
- アプライド Sengoku-441242(Ryzen 7 9800X3D + RTX 5070 Ti・64GBメモリ・2TB SSD)
■ハイエンドモデルをおすすめする人
- 4K解像度で最新ゲームを最高設定でプレイしたい人
- 今後3〜5年は買い替えせずに使い続けたい人
- ゲーム配信や動画編集も同時に行いたいクリエイター
- 値上げ幅が大きいため、相対的にお得に購入したい人
まとめ
この記事のポイントをまとめると以下の通りです。
- 値上げは事実:マウスコンピューター、Dell、Lenovoなど主要メーカーが2026年1月から値上げを実施。ツクモ・ドスパラではすでに価格改定が始まっている
- 原因はAI需要:生成AI需要の爆発的増加によるDRAMメモリ・SSD価格の高騰。メモリ価格は4倍近くに急騰し、2026年以降も高止まりが続く見込み
- 具体的な値上げ幅:エントリー〜ミドルクラス(15〜20万円)で2〜4万円、ハイエンドモデル(25万円以上)で5万円以上の値上げが予想される
- 最後の買い時:2025年12月〜2026年1月初旬が旧価格で購入できる最後のチャンス。価格正常化は早くとも2027年半ば以降
- セールが最適:年末年始セール期間中なら、値上げ前の価格でさらに割引されるため、実質15〜20%以上お得に購入可能
ゲーミングPCの値上げは避けられない現実です。
AI需要という構造的な要因により、少なくとも2026年いっぱいは価格上昇が続く見込みです。
「様子を見よう」「もう少し待とう」と考えている間にも、在庫は減少してきますので、早めの購入をおすすめします!


